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5月としては記録的な大雨 48時間雨量400ミリ超 大雨の峠越えたが土砂災害警戒

  • 2023年5月8日
  • tenki.jp

前線や低気圧の影響で、5月としては記録的な大雨となりました。48時間雨量が高知県馬路村魚梁瀬で400ミリを超えるなど、所々で5月の1位の記録を更新しました。大雨の峠は越えましたが、これまでの大雨で地盤が緩んでいる所があります。危険な斜面には近づかないようにしてください。

5月としては記録的な大雨

5月6日(土)から8日(月)にかけて、前線が本州付近を南下し、低気圧が本州付近を通過しました。前線や低気圧に向かって、暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定になりました。広く発達した雨雲や雷雲がかかり、5月としては記録的な大雨となった所があります。

48時間雨量は、高知県馬路村魚梁瀬で438.0ミリ、長野県御嶽山で345.0ミリ、和歌山県田辺市龍神で286.0ミリ、岐阜県郡上市ひるがので276.0ミリと5月の1位の記録を更新しました。神奈川県箱根町でも48時間雨量が367.5ミリに達するなど、関東でも大雨となりました。5日(金)に震度6強の地震が発生した石川県珠洲市でも48時間雨量が115.0ミリになり、5月としては記録的な大雨となりました。

※雨量は全て8日(月)正午までの値

大雨の峠越えても 土砂災害に警戒

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8日(月)13時現在、活発な雨雲は東の海上へ抜け、大雨の峠は越えています。雨が止んだ地域でもこれまでの大雨で地盤が緩んでいる所があります。

13時現在、山形県や富山県、神奈川県には大雨警報の発表されている地域があります。引き続き、危険な斜面には近づかないようにしてください。

土砂災害の前触れは

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大雨によって土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。いざという時のために、ぜひ覚えておいてください。

1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。

そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。

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