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福島市で30℃超 本州で今年初めての真夏日

  • 2023年4月20日
  • tenki.jp

きょう20日、福島市では最高気温が30℃以上と、本州で今年初の真夏日になりました。

各地で気温上昇 本州で今年初の真夏日

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きょう20日は、本州付近には暖かい空気が流れ込み、高気圧に覆われて、たっぷりの日差しが降り注いでいます。
また、南寄りの風が山を越えるフェーン現象が発生し、日本海側も気温がグングン上がっています。

福島市では、午後2時45分に、最高気温30.1℃を観測し、本州で今年初の真夏日(最高気温30℃以上)になりました。

なお、今年初めての真夏日は、2日前の4月18日に、熊本県水俣市で最高気温30.2℃を観測しました。

きょう20日は、熊本県鹿北市や大分県日田市、兵庫県朝来市和田山でも今年初めての真夏日となり、長野県松本市や熊本市で29℃以上を観測、東京都心は今年3回目の夏日となり、新潟市や広島市、松江市など、今年初めての夏日となっています。

この先の暑さは?

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あす21日まで季節外れの暑さの続く所が多いでしょう。
まだ4月中は、体が暑さに慣れていない方がほとんどですので、熱中症に注意してお過ごしください。

22日土曜には、北日本から次第に冷たい空気に入れ替わるでしょう。
来週は、東日本、西日本も、日中20℃に届かない日が多く、上着がないと寒く感じられるくらいです。
寒暖差が激しくなるため、服装選びにご注意ください。

暑熱順化による体の変化

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暑熱順化とは、体が暑さに慣れることです。
暑熱順化ができていないと、体の熱をうまく外に逃がすことができず、熱中症になる危険性が高まります。

人は体温が上がると、汗をかくこと(発汗)による気化熱や心拍数の上昇、また、皮膚血管拡張によって体の表面から空気中に熱を逃がす熱放散で、体温を調節しています。この体温の調節がうまくできなくなると、体の中に熱がたまって体温が上昇し、熱中症が引き起こされます。

暑熱順化ができると、体の外に熱を逃がしやすくなること、汗からナトリウムを失いにくくなること、体温が上昇しにくくなることなどにより、熱中症になりにくい状態になります。

暑くなる前から始めよう 熱中症予防

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熱中症を予防するには、以下のポイントを心がけてください。

① 暑くなり始めの頃から、暑さに備えて体づくりを行いましょう。「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる運動を、毎日30分程度行い、体を暑さに慣れさせてください。
② できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。
③ 暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、こまめに室温を確認しながら調節するとよいでしょう。なお、感染症対策として換気を行う場合は、窓とドアなど2か所を開放したり、扇風機や換気扇を併用したりするのが、おススメです。換気後、エアコンの温度は、こまめに再設定してください。

もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。

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