水をあげなくても育つ。霧吹きで水やりすればOK。そんなイメージを持たれているサボテンですが、これはどっちも間違いです。
正しいサボテンの水やりを知って、丁寧に育ててあげましょう。
サボテンは砂漠や荒野に生えているイメージがあるせいか、水やりがいらないとまで思われている節があります。
ですが植物である以上、生長のために水が必要ですし、全く水を与えないと枯れます。
また、少量の水分でいいというイメージもあるようで、霧吹きで表面を濡らしてやればいいという認識もたまに耳にします。
こちらも間違いです。
サボテンは水をあげる頻度が少なくていいだけで、あげるときは鉢底から水が滲み出るほどたっぷりと与えてやる必要があります。
では、どういう時が水やりに適したタイミングなのでしょうか?
サボテンには生長期と休眠期があって、大きく分けて3種類のタイプがあります。
どれもに共通するのが、生長期にはたっぷり水をあげて、休眠期には水をあげないというものです。
生長期なら、土の中まで乾いた段階で水やりを行います。
竹串を土に刺したり、鉢を持ち上げて判断するのが一般的です。
休眠期はサボテンが生長しない時期なので、水をあげても吸い上げないどころか、根腐れを起こす原因になってしまいます。
水やりと同様に誤解を受けているのが、太陽の光が大好きという点です。
こちらは大間違いというわけではないのですが、真夏のきつい直射日光はさすがのサボテンでも葉が焼けます。
日当たりがいいのは確かに好条件ですが、過ぎたるは及ばざるが如しとも言います。ほどほどが大事ということですね。
世の中ではイメージだけで語られるものが結構多くありますが、サボテンもその中の一つです。
観葉植物として育てていくのであれば、正しい知識を持って、しっかりと育ててあげてください。
※トップ画像はPhoto by copiさん@GreenSnap