多肉植物はホームセンターや園芸店だけでなく、最近は100円ショップでも販売されており、手軽に入手することができます。育てるのも比較的簡単です。
そんな多肉植物を購入して増やすのではなく、挿し木などをして増やす方法もあります。
多肉植物を増やしていく方法には大きく分けて、葉挿し、株分け、挿し木があります。多肉植物の状態や品種などに合わせて増やす方法を選択していきましょう。
また増やすにあたって、用意するものがいくつかあります。
多肉植物専用の土、ピンセット、それぞれに合う器、ハサミなど、園芸を趣味にしていらっしゃる方であればどなたでも持っているようなものです。特別なものを用意する必要はないでしょう。
育てていた多肉植物の葉っぱがポロッと取れてしまって焦ったことがあるのではないでしょうか。そういうときには葉挿しをしてしまいましょう!
葉挿しには、取れた葉っぱや土、平らな器、ピンセットなどを準備します。
多肉植物から直接葉っぱを切り取るのであれば、乾燥した方が切り取りやすいので、葉挿しの1週間前からの水やりはしないほうがよいです。
新芽は葉っぱの根本から出てくるので綺麗に切り取るようにします。
土を入れた器に葉っぱを寝かせて置きます。
水をあげるのも控え、数日すると根が出てくるのでそこでやっと土に埋めます。
切り取った葉っぱが養分を吸い取られ、乾燥した状態になったら取り除き、株ごとに育てていきます。
芽が出るまでの時間は長いですが、方法は簡単なのでぜひ試してみてください。
多肉植物は育てているうちに子株がたくさん出てくることがあります。
1つの鉢にたくさん子株があると生育に悪影響を及ぼすこともあるので、その場合には株分けを行います。
土が乾いた状態で子株をわけていきます。
1日ほど乾燥させてから鉢に植え替えるだけで終わります。
根っこも葉っぱもすでに出来ている状態なので、初めての方でも出来る増やし方です。
日当たりが充分でない場所で育てていると茎が長く伸びてきます。そこで挿し木をしてしまいましょう。
葉っぱがあれば株元付近で切るか、葉っぱを切り落としてしまいます。
切り口を乾かすためにコップなどに載せて風通しをよくしましょう。
数日後に根っこが出てくるので植木鉢へと移します。
多肉植物の増やし方について紹介しました。
育てている種類などに合わせて増やし方を選んで、楽しいガーデニング生活を送ってくださいね。
※トップ画像はPhoto by みどりいろさん@GreenSnap