サイト内
ウェブ

オカズデザインによる“とびっきりおいしい”沖縄料理本完成

  • 2022年9月15日
  • 沖縄島ガール

ゴーヤーチャンプルー

ドラマ「連続テレビ小説『ちむどんどん』」(NHK)の料理監修を務めた料理ユニット・オカズデザインが、このたび、沖縄料理をテーマにしたレシピ本「オカズデザインの沖縄食堂ごはん」(オレンジページ)を発売した。

オカズデザインは、2000年に結成された吉岡秀治氏と吉岡知子氏の2人による料理ユニット。シンプルで普遍的なもの作りを目指し、書籍や広告のレシピ製作、映画やドラマの料理監修などを手掛ける。月1回、東京・杉並区で、器と料理の店「カモシカ」をオープンしている。2022年は「連続テレビ小説『ちむどんどん』」の料理監修を担当した。

そんなオカズデザインの2人が、このたび、沖縄料理をテーマにレシピ本「オカズデザインの沖縄食堂ごはん」を発売。

だしの項目では「本ソーキそば」も紹介

「とびっきりおいしい小さな沖縄料理店があったなら」という“妄想”を抱きながらも“理想”を詰め込んだメニューで構成されている。掲載しているメニューは36品。「恵みの食材、豚肉」から始まり、「太陽が育む島野菜」「元気の源、島豆腐」「うまみゆたかな海の幸」「懐かしくて新しいおやつ」の5章で構成されている。

豚肉料理では、暑い沖縄で肉を長持ちさせるため塩漬けにした「スーチカー」、塩豚を使った炊き込みご飯「クファジューシー」、祝い事の席では欠かせない「ラフテー」、汁ものメニューの「中身汁」、沖縄家庭の常備菜「アンダンスー(油みそ)」などを取り上げている。

スーチカー

足テビチ

ラードを使った「フーイリチー」

沖縄の夏野菜の定番・ナーベラー(ヘチマ)を使ったみそ煮「ナーベラーンブシー」、沖縄のスーパーマーケットで常備されている専用の道具・シリシリ器を使う「島ねぎとにんじんしりしりー」などをピックアップした。コラムで、それぞれ写真付きで島野菜の紹介に触れられている点もうれしい。

島ねぎとにんじんしりしりー

できたて熱々の豆腐がスーパーマーケットで売られている沖縄。“島豆腐”の愛称で親しまれている豆腐料理も、沖縄料理の定番。大豆、水、にがり、塩で作る「自家製ゆし豆腐」のほか、「らっきょうチャンプルー」、ニガナを使った「ンジャナの白あえ」などを紹介している。

シーフードとしては、海草・アーサを使用した「アーサのゼッポリーネ」、パスタでは定番の一つになっているいかすみを使った「いかすみ汁」をピックアップ。

ラストは、沖縄のおやつの定番「サーターアンダギー」、黒糖を使った「黒糖バターのクレープ」、シークヮーサーと黒糖を漬け込んだシロップを入れた「ミントジュレップソーダ」など、作ってみたいメニューが並ぶ。

各章の間に差し込まれたコラムでは、オカズデザインの2人の沖縄のお気に入りを紹介。「器の佇まいに人柄がにじみ出ている」と評価する、漆と木の器の職人・渡慶次愛(とけし・あい)さん、弘幸(ひろゆき)さんが営む「木漆工とけし」の工房を訪問。沖縄料理だけでなくフルーツなどを盛り付けてもよく合う漆器を、紹介する料理とともに楽しみたい。

また、沖縄本島中部の宜野湾市にある「いるだけで楽しい」という直売所「ハッピーモア市場tropical店」も紹介。野菜、フルーツ、惣菜、スイーツ、加工品など幅広い品ぞろえで、秀治氏は「生産者と真剣に向き合い、作る努力を伝えようとしながらも、店内はとにかく楽しくておいしいものばかり。こんなお店が近所にもあったらいいのに」と、機会があるごとに訪問しているという。

紅いもタルト

沖縄料理への愛と沖縄という土地への愛が伝わってくる「オカズデザインの沖縄食堂ごはん」。料理の参考だけでなく、読んでも楽しい1冊に仕上がっている。

「オカズデザインの沖縄食堂ごはん」
発売中 1,540円(税込) オレンジページ

あわせて読みたい

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。