沖縄・読谷村(よみたんそん)のリゾート「グランディスタイル 沖縄 読谷 ホテル&リゾート」は、現在、沖縄野菜を彩り良くあしらった琉球ヴィーガンメニューを提供している。
「ヴィーガン」とは完全菜食主義という意味で、肉や野菜だけでなく、卵、牛乳、はちみつなどの動物性食品を一切とらない食事習慣のことを指す。近年、健康志向が強まる中、世界的に菜食の人口は増えていて、日本はもちろん沖縄県内でもヴィーガン対応商品やレストランが増加している。
同ホテルでは、今年4月から琉球ヴィーガンメニュー開発に着手。琉球ヴィーガンの定義は、提供するメニューに「島野菜」と呼ばれる沖縄伝統農産物を最低でも1つ取り入れたものであることを指す。
ホテル内の「BAR&RESTAURANT TASTE」は今年5月に沖縄県内では初めて一般社団法人J Vegan協会の認定書を取得し、8月1日から宿泊客と地元客へ琉球ヴィーガンで、「地野菜と沖縄フルーツのワイルドサラダ」「揚げ出しジーマミー豆腐」など5つのメニューをディナーで提供する運びとなった。
メニューを開発した同ホテルの総料理長・饒平名克佳(よへな・かつよし)氏は、「琉球ヴィーガンを通して、ゲストの方はもとより地元の方たちに沖縄にしかない島野菜や食文化をおいしく、さらに、より楽しく体験する時間を提供したいと思い始めました。この取り組みを通して沖縄県内で収穫された安全・安心な農産物のピーアール、沖縄の伝統的食文化の普及、フードロス問題といった点にも気づいてもらうきっかけになってほしいです」とコメント。
今後のメニューの広がりにも注目したい。