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尚玄主演の映画『義足のボクサー GENSAN PUNCH』が沖縄先行公開

  • 2022年6月1日
  • 沖縄島ガール

(写真左から)島袋優、尚玄、崎山一葉、土山直純氏

義足の青年がプロボクサーを目指して奮闘する姿を描く映画『義足のボクサー GENSAN PUNCH』が、5月27日から沖縄で先行公開がスタート。同日、那覇市のシネマQにて、上映終了後に主演・尚玄らが登壇し、舞台挨拶が行われた。

本作の主人公は、沖縄で母親と2人で暮らす津山。彼はプロボクサーを目指して日々邁進していた。実力も確かな津山は日本プロボクシング協会にプロライセンスを申請するも、義足のために日本での条件に合わず、却下されてしまう。夢をあきらめたれない津山は、フィリピンに渡ってプロボクサーを目指すことに。

主演は沖縄出身で国際的俳優として活躍している尚玄。本作ではプロデューサーの一人としても名を連ねている。監督は『キナタイ マニラ・アンダーグラウンド』(2009年)で「第62回カンヌ国際映画祭監督賞」を受賞したフィリピンの巨匠、ブリランテ・メンドーサ監督が務めた。

会場には上映を待ち望んでいた多くの観客が駆けつけ、超満員に。上映終了後に多くの観客の拍手で迎えられ、尚玄、主人公のモデルとなった土山直純氏のほか、応援に駆けつけた沖縄出身のバンド・BEGINの島袋優、沖縄で活躍するタレント・崎山一葉が登壇し、舞台挨拶を行った。

尚玄は「10年来の友人・直純くんを映画化することに本人から承諾を得ながらも、紆余曲折を経て8年かかりました。沖縄からお披露目できることに感激しています」と感無量の様子。

モデルとなった土山氏も「自分がテーマとなった映画を友人の尚玄に演じてもらい、(多くの観客に)観ていただいたのはうれしい」と喜びを語った。

また、島袋は映画を鑑賞して「ものすごく良かった」と感激しつつも、「今回の映画に出演もしていなければ、歌も出してないのに、なんで挨拶しているのか分からない」と思わず尻込みしてしまう。

最後に尚玄は「直純くんの話を聞いたとき、僕自身が感銘を受けて元気をもらえた。この映画を見てくれた人が自分の信念に基づいて夢に向かっていける後押しになってくれたらと思って映画を作りました。1回といわず、2回、3回と見に来てくれたらうれしい」と呼び掛けた。

土山直純氏(写真左)と尚玄(同右)

挨拶終了後に行われた囲み取材で、尚玄は「観客みんなの目がキラキラして、家族や友人も来てくれていたので感極まるものがあった」とコメントした。

同作は「HBOアジア」が世界配信するのに対し、「劇場で上映したい」というこだわりを持っていた尚玄。プロデューサーらと一緒に交渉して上映にこぎつけ、まずは沖縄から見てほしいという思いから沖縄先行上映に至った経緯も明かした。

本作は、5月27日から沖縄で先行公開された後、6月3日(金)からTOHOシネマズ日比谷にて先行公開、6月10日(金)から全国公開される。

『義足のボクサー GENSAN PUNCH』
出演:尚玄、ロニー・ラザロ、ビューティー・ゴンザレス、南果歩ほか

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