サイト内
ウェブ

小脇に抱えて巡りたい!「porte」が約4年ぶりにパン特集

  • 2022年5月19日
  • 沖縄島ガール

沖縄の情報誌「porte(ポルト)」は、現在、2022年の春号を発売中。今号の特集は、「沖縄のおいしいパン」。沖縄県内で編集部おすすめの新旧のパン店を紹介している。

巻頭は、パン店だけでなく、県内の料理店で使う小麦で最近よく耳にする「島麦かなさん」とその作り手を紹介。登場するのは、農家の仲里正さんと、沖縄県麦生産組合の副会長・金城太生郎さん。かつて沖縄で行われていた小麦の栽培を、「島麦かなさん」という名前でブランディングを進めている。小さい畑が多く、オーガニック農法ゆえの害獣被害、手間暇などが掛かり、まだまだ生産量は少ないが、着実にファンを増やしている。

うるま市の畑で作られる「島麦かなさん」は、地元の「うるマルシェ」内のパン店「うるマルシェベーカリー」のさまざまなパンで味わうことができる。

続いては、着実に増えている県内のパン店から「町の新顔パン屋さん」と題して、ニューオープンのパン店をピックアップ。

中学生の頃から料理作りにはまったという店主の輿古田さんが開いた北谷町(ちゃたんちょう)の「yokoda パン工房」、「“マチュア(成熟)なパンを作りたい」と素材や体への優しさにこだわる那覇市の「LA PRET A PORTER(プレタポルテ)」、タイ料理店の経験も生かした豊見城市(とみぐすくし)の「Good Morning Bakery」など、それぞれの店主の思いを具現化したパン店が並ぶ。

続いては、「定番パン屋さん」として、地元で長年愛されているパン店もセレクト。約13年間、読谷村(よみたんそん)の村民の味として愛される「ぱん工房 おとなりや」をはじめ、こだわりの材料を使っていながらも100円台からパンを提供する宜野湾市の「宇地泊製パン所 sourire(スーリール)」などが登場。

老舗ながらも、食パン専門店「王朝食パン 識名園」(那覇市)を多店舗展開する那覇市の「いまいパン真地(まあじ)本店」、7年ほど前から読谷村の無農薬農家の人と共に土から作った自家製小麦にこだわってパン作りを続ける宜野湾市の「宗像堂(むなかたどう)」など、人気に満足することなく、進化を続けている点が興味深い。

「愛しの食パン」特集では、その「王朝食パン 識名園」のほか、昨年からドーナツも販売している浦添市の「ippe coppe (イッペコッペ)」、毎朝3時から仕込みを始めて食パンだけで豊富な種類を誇る浦添市の「天食米菓(あましょくべいか)」を紹介している。

ほか、「イートインで楽しむ。」「あの店の、あのパンが好き。」「今日の主役は、ベーグル!」「絶品サンドイッチ」など、テーマ別の特集も。

今回の特集のサブタイトル「美味しい、楽しい、沖縄パン巡り」の言葉通り、まさに「porte」片手に巡りたいパン店がそろっている。

「porte(ポルト)」(vol.34)
発売中 550円 編集工房 東洋企画

あわせて読みたい

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。