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“沖縄らしさ”を考えさせられる宿ガイド誕生

  • 2022年1月2日
  • 沖縄島ガール

毎号ワンテーマで沖縄の文化を深掘りする雑誌「おきなわいちば」の通巻75号が発売中。

今回の特集テーマは、「居心地の良い宿」。沖縄らしい青い海やリゾートのプールなどはない、けれどもそこにしかない確かな沖縄の空気がある、そんな宿をピックアップしている。

トップは、半年前に南城市に誕生した、西さん夫婦が営む「mui たびと風のうつわ」。夫の西悠太さんは、「風のやわらかさや葉の揺れ、影の濃淡、その存在や美しさにふと気がつくと心地よさを感じる」という。

ダイニングテーブル、囲炉裏、玄関…撮影されたどの写真からも宿に差し込む優しい陽の光が切り取られている。そして、この光が宿の中に濃淡を作る。西さん夫婦が旅人にこの宿でどんな心地になってほしいのか、インタビューや写真からしっかりと伝わってくる。

続いては、沖縄本島をグッと北上して本部町(もとぶちょう)へ。日本唯一の円錐カルスト地形が見られるこの地域にある「KARST CAMP SITE(カルスト・キャンプ・サイト)」は、口コミで全国にファンを持つキャンプ場。

もともと3,000m級の峰が連なる南アルプスで山岳ガイドをしていた夫の升谷悠二さんは、このカルストの景観に引かれてこの地を選び、自然を生かしてキャンプ場を少しずつ形作っている。「極力自然を壊さず、地形を生かしたかったので、全体の設計図はあえて作らず、開拓しながらレイアウトを決めていきました」と、キャンプ場作りも考え方も、まさに“自然体”。ここで夜を過ごした人しか味わえない、沖縄らしい自然を感じられる唯一無二の体験フィールドとなっている。

ほか、オーナー自身がリトリートされる感覚を受けながら作った“癒やしの宿”、パン職人のオーナーが営むホッとする宿、そして、この冬、今帰仁村(なきじんそん)に誕生する“インテリアに凝りまくった宿”、沖縄なのに素敵な“モロッコのような宿”などが登場する。

そして、後半は日本の工藝品を集めたセレクトショップを営むオーナー、織物デザイナー、雑誌編集者らがおすすめする宿の紹介と続く。

“沖縄らしさとは何か”をあらためて考えさせてくれる“宿ガイド”が誕生した。

「おきなわいちば」(Vol.75)
発売中 700円(税込) 光文堂コミュニケーションズ

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