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県立芸大の学生がパレットくもじ全館をキャンバスにアート展

  • 2021年7月24日
  • 沖縄島ガール

(写真左から)小林氏、我那覇氏、波多野氏、阪田氏

沖縄・那覇市の「パレットくもじ」では、11月29日(月)から、展覧会「With Art – アートと共にある未来へ」展を開催する。期間は、12月26日(日)までの約1カ月を予定。このたび、その記者発表会が行われた。

「With Art – アートと共にある未来へ」展は、パレットくもじの開業30周年を記念した事業の一環。パレットくもじを運営する久茂地都市開発株式会社と沖縄県立芸術大学とで主催する。

同展は、沖縄県立芸術大学美術工芸学部の絵画専攻、彫刻専攻、芸術学専攻、デザイン専攻、工芸専攻のメンバーでWith Art展実行委員会を立ち上げ、それぞれ特色のある展示テーマを企画・立案し、所属する在学生たちがパレットくもじ各所にて展示発表を行う。

展示会は、絵画専攻による「お散歩ギャラリー」、彫刻専攻による「街と彫刻展 ― new generation ―」、デザイン専攻による「オキゲイドウガの30年」、工芸専攻(専修)による「コウゲイの俯瞰図」の4部構成。

「お散歩ギャラリー」は施設内の各テナントをギャラリーに見立てて作品を設置し、鑑賞者が散歩をしながら学生の作品を鑑賞するという内容。「街と彫刻展 ― new generation ―」は学生によるテラコッタ作品を野外に設置し、彫刻の社会性のあり方等に向き合う企画に。

「オキゲイドウガの30年」は1階エントリーにおける液晶ディスプレイにてアニメーションおよび映像作品の上映を企画、「コウゲイの俯瞰図」は学生の研究成果である作品を施設内に展示し、工芸専修の教育内容についての周知、工芸の「これから」を体感してもらう内容になる予定。

記者発表会では、久茂地都市開発株式会社の代表取締役社長・我那覇学氏、沖縄県立芸術大学の学長・波多野泉氏、同大学美術工芸学部長の小林純子氏、ワーキンググループ代表の准教授・阪田清子氏が参加した。

我那覇氏は「世界的なコロナ禍の中、全てが停滞して厳しい状況ではありますが、学生の方の何かお力になれるこことはないか? パレットくもじとして何ができるかを考えた結果が今回の企画に至りました」と企画のきっかけについてコメント。

波多野氏は「本来、展覧会は屋内で開催するのが通常だが、パレットくもじのような多くのお客様が来場されるような商業施設で学生の作品に触れてもらえるのは、学生にとってもとてもいい機会だと思っています」と感謝の言葉と共に今回の企画の意義を語った。

30周年となるパレットくもじ、35周年となる沖縄県立芸術大学で共に周年を迎える両者。沖縄の未来を担う学生たちが、沖縄県民が集う商業施設で、沖縄の未来をどうアートで表現するのかに注目したい。

「With Art – アートと共にある未来へ」展
2021年11月29日(月)〜12月26日(日) 沖縄・那覇市「パレットくもじ」にて開催

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