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沖縄が舞台の“朝ドラ”で川田広樹ら地元俳優の配役決定!

  • 2021年6月9日
  • 沖縄島ガール

2022年春、沖縄を舞台にしたドラマ「連続テレビ小説『ちむどんどん』」(NHK総合ほか)がスタートする。このたび、第3弾となる追加出演者11人が発表された。

沖縄が舞台の「連続テレビ小説」は、第63作の「ちゅらさん」(2001年)、第87作の「純と愛」(2012年)に続き3作目となる。「ちむどんどん」は、個性豊かな沖縄の四兄妹の中で支え合いながら育った主人公・比嘉暢子(ひが・のぶこ)が、沖縄の料理に夢を懸ける姿を描くヒューマンドラマ。

物語は、沖縄が日本に復帰する前の1960年代からスタート。アメリカ軍の統治下にある沖縄の本島北部は「やんばる地方」と呼ばれ、そのひなびた村に、サトウキビなどの農家を営む比嘉家が暮らしている。

父と母は2人で一生懸命働き、家計を支え、ヒロインである次女の暢子を中心に、長男、長女、次女、三女の4人の子供たちは個性豊かで、けんかをしながらも仲良く育っている。そんな中で父が急逝し、残された母は女手一つで働き、経済的に苦しい中で4人の子供たちは母を支えるために、それぞれ家事を担当。暢子は料理を担うことに。数年後、1972年、高校卒業を迎えた暢子は、「東京に行きたい。西洋料理のシェフになりたい!」と夢を抱き、東京に渡って念願の有名レストランの厨房で修業を開始する。

今回発表された11人は、黒島結菜演じるヒロイン・暢子が沖縄で出会う人々。

東京からやって来た、家族の友人・青柳和彦役は、宮沢氷魚。当初は沖縄になじめない気持ちで暮らすが、やがて、比嘉家の友人に。


宮沢氷魚

宮沢は「和彦を演じさせていただくと初めて知った時に、自分にすごく近いものを感じました。僕は生まれがアメリカで、生後すぐに日本での生活が始まりました。幼少期からインターナショナルスクールに通っていたこともあり、近所の子供たちや、環境になじめない経験もあります」と自身の経験がオーバーラップ。

また、「新しい環境になじむ難しさを知っているからこそ、和彦の気持ちはとても理解できます。だからこそ自分から何かを発信したいという気持ちもあります。和彦が大人になり新聞記者になったのもそういう思いがあったからだと感じています。過去の自分、そして成長した僕自身を参考することによって、より和彦という人物に深みを生み出せたらいいなと思っています」と抱負を語った。

暢子の姉・良子(川口春奈)の友人で教員仲間の石川博夫役は、山田裕貴。

山田裕貴

山田は「親のプレッシャー、これには自分も重ねつつ(笑)。だからこそ、お芝居ではなく役を生きることができると思うし、戦後の60年代、70年代のまだ家柄や、家族の関係に上下がある時代、その中でどう生き抜いていくかがこの男の見どころなのかと。人間が生きていく中で人と人、この関係性に対して、深く考えられる役になるのかと思います」と思いを込めた。

「連続テレビ小説」初出演となる前田公輝は、兄妹の幼なじみの、村の豆腐店の息子・砂川智(すながわ・さとる)役。

前田公輝

前田は「砂川智は“家族のために尽くして働く、恋愛に不器用な男”です。僕自身、いつも家族への感謝を念頭に置いて仕事をしていること、そして、恋愛ドラマの経験が多い方ではないことなどもあり、共通点の多い役柄だと感じています。役者として、一人の人物の長い歳月を演じさせていただくというのは初めての経験なので、生き方も恋愛も、智と共に成長していけるよう、役に寄り添いながら奮闘していきたいと思います! まずは、豆腐のことを勉強します」と意気込みを語った。

村で1軒だけの店である共同売店を取り仕切る・前田善一(まえだ・ぜんいち)は、山路和弘が演じる。

山路和弘

山路は「『沖縄やんばる地方の前田善一』。これだけで“絶対イイ人”なんだろうなと想像できる。恥ずかしながら、この私、四十何年ほぼ悪役人生。20年ほど前、たった一度、舞台で終戦直後の長崎でキリスト教の布教に携わる正真正銘の善人を演じた折、全く役に近付けずお手上げ。夜中の雨の六本木の路地裏で座り込み、天に向かって呟いた。『神よ…』。油汗滲む恥ずかしい思い出。折角与えて頂いた善人。『あきさみよー神様、助けてくぃみそーれー!』となりませんよう。脚本も知らぬのに、勝手に善人と決め、思いを巡らせています」と独特の言葉で思いを語った。

暢子の妹・歌子(上白石萌歌)の歌の才能を見抜く音楽教師・下地響子(しもじ・きょうこ)は、片桐はいりが演じる。


片桐はいり

片桐は「音楽を愛するあまり、時に思いがあふれてとんでもないことになる、という姉妹の高校の音楽教師の役をいただきました。『北風』と『太陽』をいっしょくたにしたような先生にできないかしら、と今は夢想しています」とコメント。

そして、石丸謙二郎は、比嘉家の面倒を見る暢子の大叔父・比嘉賢吉(ひが・けんきち)役。


石丸謙二郎

石丸は「20数年前から、沖縄本島や八重山諸島の島々に毎年通い詰め、海に潜ったり、自転車で島巡りをしたり、釣りをしたりと、楽しんでいます。サトウキビ刈りの手伝いで、連日汗をかいたこともありました。こんな大変なことをしている方たちのおかげで泡盛が飲めるのかと、こうべをたれたこともあります。お墓の周りで唄い踊る島人の笑顔が大好きです。厳しい自然と政治のはざまで、明るさだけは失わないシマンチュの誇りが伝えられればと思います」と沖縄への思いと共に意気込みを披露した。

暢子の姉に熱く片思いするお坊ちゃん・喜納金吾(きな・きんご)は渡辺大知が演じる。


渡辺大知

渡辺は「金吾は明るく優しいムードメーカーで、好きな人へもガンガンアプローチしていく熱い男です。真っ直ぐすぎて『バカだなぁ』と思っちゃうくらいなんですが、なんだか憎めないやつ。自分がもし先輩だったら、かわいがりたくなるようなキャラクターにできたらなと思います。今は緊張もありますが、『ちむどんどん』の世界をとことん楽しみたいと思います」と楽しみに思っている様子。

さらに、「連続テレビ小説」初出演のきゃんひとみは、新垣(あらかき)のおばぁ役。


きゃんひとみ

きゃんは「一番喜んでくれたのは、沖縄の母ちゃんでした。この発表があるまで、『本当に大丈夫なの?』と何度も電話が(笑)。『お前の歳になってもまだ仕事があるのか』と言っていた父ちゃんが、どんなにか天国で喜んでいるかと。この発表を見て、母ちゃんはカチャーシーを踊っていることでしょう。女手一つで、公設市場で果物を売って家族を養ってきた父ちゃんの母ちゃん(おばぁ)。玄孫の面倒までみて101歳で旅立った母ちゃんの母ちゃん(おばぁ)を思い出しながら、大事に新垣のおばぁを演じます!」と熱い思いを明かした。

暢子たちの村のおばぁ・安室あむろのおばぁは、あめくみちこが演じる。


あめくみちこ

あめくは「私の父方の祖母・ミツおばあさんは、沖縄の興南高校が甲子園で初めてベスト4に進出した年に、テレビ観戦しながら応援に熱中するあまり、なんと倒れて病院に運ばれたことがあるそうです。なんという地元!! 勝ち進む興南高校球児の勇姿に、ミツおばあさんは本当にちむどんどんしたのでしょうね~。私にもそのおばぁの熱い血が流れています! 今回、沖縄のおばぁの役をいただいたこと、それはもう私にとって運命に違いないのです!」と、思いがあふれた。

ガレッジセール・川田広樹は、兄妹の青春を見守るサンセットバーガーのマスター役。


川田広樹

川田は「僕たち復帰っ子も来年復帰50年に向けて、活動をしていけたらと考えていたところなので、オファーをいただいた時に、運命を感じました! 久しぶりの朝ドラ出演、めちゃめちゃうれしかったです! 復帰50年を盛り上げるために全力で挑みますので、よろしくお願いいたします」と、地元が舞台の作品に熱い思いを寄せる。

そして、沖縄を愛する民俗学者・青柳史彦(あおやぎ・ふみひこ)には戸次重幸がキャスティングされた。


戸次重幸

戸次は「民俗学者という役ですが、がさつな性格の私が、繊細であろう学者という人間を表現するということに、役者ならではの楽しみを感じております」と、戸次らしい言葉で心境を語った。

追加キャストの発表に当たり、同ドラマ制作統括の小林大児氏は「主人公・暢子にとって、上京するまでの、ふるさと沖縄での時間はかけがえのないものであり、その時期の思い出が、その頃に食べたおいしいものが、その後の人生を導くと言えます。その時期を彩る素晴らしい出演者の皆さんを発表でき、ますます、わくわくが、“ちむどんどん”が止まりません!」と思いを披露。

沖縄出身の役者もキャスティングされ、ますます盛り上がりを見せそうだ。

「連続テレビ小説『ちむどんどん』」
2022年春〜 NHK総合ほかで放送

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