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未来をつむぐ“小さな一歩”のヒントが詰まった「おきいち」最新号

  • 2021年3月22日
  • 沖縄島ガール

毎号ワンテーマで沖縄の文化を深掘りする雑誌「おきなわいちば」の通巻72号が発売中。

今回の特集テーマは、「未来をつむぐ」。全世界的なキーワードとなっている「SDGs」や「エシカル」は、昨今、沖縄県内でもその動きが出てきている。そんな取り組みやアイテムを紹介していく。

巻頭は、「サステナブルアイテム」と題して、1アイテム1ページで商品を紹介。環境問題的にはネガティブな「赤土」にスポットを当て、赤土の色で染め上げたシャツ、たとえ波に流されてもいずれ土に返る天然ゴムのビーチサンダル、塗った後で海に入ってもサンゴ礁への影響が少ない日焼け止めクリームなど、編集部おすすめの8品が並ぶ。

その後は、もう少しSDGs的な観点に立った読み物特集が続く。1人目は、浦添市でカフェ「隠れ家カフェ 清ちゃん」を営む傍ら、ビーチに流れ着くガラス片を拾ってアート作品に仕立てる島田春奈さん、ほか、サトウキビだけでなく最近では石垣島でカカオの路地栽培まで手掛けている「TIMELESS CHOCOLATE」のオーナー・林正幸さんほかスタッフたち、サトウキビの絞りカス・バガスからデニム生地に仕立ててジーンズを作る「SHIMA DENIM WORKS」などが登場。紹介されている人たちは、「沖縄」の地域性を武器に、「循環型」「持続可能性」というキーワードを掛け合わせることでつながっている。

共通するのは、「無理をしない」というスタンス。大きな夢は抱きつつも、できることから始めているという、この取り組み方が「持続させる」ということに対して、非常に大事なキーワードとなっているようだ。

沖縄市でブルワリーを営む宮城クリフ氏は、手間の掛かる“工場見学”に対応している理由について、「今の子どもたちは、ひとつの商品が作られるまでの過程を知らない。商品ができるまでには、さまざまな仕事があり、たくさんの人が関わっていることを、ビールの醸造を通して教えてあげたい」という。

一つの商品がどのような経済活動を生み、地域とどう関わり、どんな苦労を経て完成していくのか。それをしっかりと伝えることは、SDGs的観点から言うと、職を作ることで「貧困」をなくし、子供たちの「教育」になり、「生きがいと経済成長」「インフラ、産業、イノベーション」であり、「持続可能な消費と生産」を生み、そして、さまざまな職種の人との「パートナーシップ」によって成り立っている。ざっと見ただけでも、これだけの好循環を生んでいることが分かる。

後半は、もう少し“暮らし”に寄り添った記事を紹介。夫婦で音楽ユニット・jujumo(ジュジュモ)として活動し、夫婦でカフェも営む丸山誠さんとえりなさん夫婦は3人の子供たちができてから“未来のこと”を考えるようになったという。特に“口に入れる物”に関してはシンプルで体にいいものにこだわる。そうした食の観点から、子供たちに“未来”を伝えている。

そして、「畑の学校」を主宰し、自らを“生活案内人”と称する上原文子さんは、日常で使う民具を自分で作り、野草の素晴らしさを伝え料理に使う活動を通して、「すべてのものは資源であり、資源の向こうには命がある」と説く。

まずは、沖縄でもこんなに未来につながる活動が起こっていることを知り、そして、この1冊を手にした読者が何か行動に移すことがあれば、沖縄だけでなく、地球の寿命が少しだけ延びる。人類の大きな一歩につながる小さな一歩になるヒントが、この「おきなわいちば」にはたくさん詰まっている。

「おきなわいちば」(Vol.72)
発売中 700円(税込) 光文堂コミュニケーションズ

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