第1弾「泊阿嘉～泊高橋の場～」
沖縄・浦添市の劇場「国立劇場おきなわ」は、現在、公式YouTubeチャンネルで、沖縄芝居の映像を期間限定で配信中。期間は、2021年2月22日（月）まで。
「国立劇場おきなわ」は、国の重要無形文化財「組踊」をはじめとする沖縄伝統芸能の保存振興を図る施設として、2004年１月にオープン。組踊、沖縄芝居、琉球舞踊、琉球音楽などの沖縄伝統芸能が鑑賞できる。
同所は、新型コロナ禍で、9月の沖縄芝居鑑賞教室も中止に。そこで、今回、自宅でも沖縄芝居の世界を感じてもいたいという思いから、このたび、演目の一部を無観客にて収録した映像を配信することを決定した。
配信される演目は3作品。第1弾は、会話のやりとりを歌で表現した琉球歌劇「泊阿嘉～泊高橋の場～」。配信は、12月22日（火）12:00まで。
沖縄の四大名作歌劇の一つで、“沖縄版ロミオとジュリエット”と言われる恋愛ものの代表作。主人公は、久茂地村の阿嘉の子で、泊村の伊佐殿内の一人娘・樽金（たるがにー）。彼女は思鶴（うみちる）にひと目惚れし、思鶴の家近くの泊高橋に九十九夜通い詰め、相思相愛の関係に。喜びも束の間、息子の将来を心配する父は、樽金に伊平屋島出張を命じてしまう。
12月23日（水）からは喜劇「亀さんよ」を配信。期間は、2021年1月20日（水）12:00まで。
第2弾「亀さんよ」
ストーリーは、亀さんが小学校の同級生の三郎と偶然再会したところから始まる。亀さんは三郎に結婚相手を探してほしいと依頼。三郎は亀さんの結婚相手を探し出し、結婚相手を連れて亀さんの家を訪問する。
そして、第3弾は、黒島王の一人娘・真乙金の婿取りを巡って三兄弟が競い合う物語「黒島王物語～第一景 黒島城内の場～」。期間は、2021年1月25日（月）〜2月22日12:00まで。
第3弾「黒島王物語～黒島城内の場～」
黒島王が「この世にまたとない宝を探してきた者を婿として迎える」と三兄弟と約束するストーリーは、“うちなー版かぐや姫”ともいわれ、舞踊ありアクションありの痛快時代劇となっている。
気軽に沖縄芝居や琉球舞踊に親しめるので、この機会にぜひアクセスしてみよう。
「国立劇場おきなわ」公式YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UClnv3rmMdekvyRJtDD8uJPA
【配信概要】（演目と配信期間）
第1弾「泊阿嘉～泊高橋の場～」
2020年11月24日（火）〜12月22日（火）12:00
第2弾「亀さんよ」
2020年12月23日（水）〜2021年1月20日（水）12:00
第3弾「黒島王物語～第一景 黒島城内の場～」
2021年1月25日（月）〜2月22日（月）12:00
