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多肉植物を育てる!道具・材料・水やりについて|園芸の基礎

  • 2022年8月12日
  • NUKUMORE

多肉植物を育てるのは、他の植物に比べるととてもかんたんです。その理由は、暑さにも寒さにも強いからですが、もちろん生き物ですから最低限のお世話が必要です。ここでは育てるための最も基本の「必要な道具と材料」を解説しています。

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必要な道具

k61_p4_map_1_1659329780 必要な道具はこれだけ!土には通気性と保水性のあるものが適しています。

① 肥料:植えつけの際に元肥として少量入れる。
② 水ゴケ:小さな器に植える際に土として使用。大きな鉢はNG。
③ 赤玉土(中粒):大きな鉢の植え込みの場合の通気性と水はけで鉢底土として使用。
④ 軽石:パミスと呼ばれる天然土壌改良材。鉢底土や化粧石として使用。
⑤ スプーン:小さなスペースに土を入れるのに便利。細かい作業の時に使用。
⑥ ピンセット:これは必需!サボテンを扱う時や、枯れ葉を取り除いたり植え込み時に使用。
⑦ 土入れ:土を入れる道具。サイズが色々あるので、植え込むサイズに合わせて使用する。
⑧ 新聞紙:室内で植えつけする場合は下に敷けば簡単な作業場に。鉢底ネットの代わりや併用も。
⑨ 多肉植物用の土:多肉専用のブレンド土。赤玉土の小粒をベースに砂やくん炭を混ぜ込む。
⑩ ジョウロ:こういったポットや片口の付いた容器で十分。より水やりが楽しくなる。
⑪ はさみ:苗や根を切る際に使用する。よく切れる方が細胞を壊しにくい。
⑫ ブラシ:作業場の掃除や、鉢や葉にのった汚れを落とす。小さなサイズが使いやすい。
⑬ ふきん:サボテンに巻いて作業すると刺が手に刺さらないので、グローブ代わりに。

多肉植物の水やり

多肉植物はとても乾燥した地域で自生しているので、乾燥には非常に強く、水やりを少しさぼってもかんたんには枯れません。しかし水のやりすぎは、株を傷める原因になります。

コツはメリハリをつけること。季節や品種によっては、1か月ほとんど水やりをしないものもあります。たくさんあげる時期でも10日に1回ほどです。この感覚に慣れるようにしましょう。

季節ごとの水やり

多肉植物が水を体内に蓄えて成長する季節は、原産地の雨期にあたる季節になります。日当たりと同じように、水やりも夏型、冬型とで方法が異なります。 ◆夏型
春~秋にかけて成長する品種。4月くらいのあたたかくなる時期から、たっぷり水やりをします。
梅雨の時期は、晴れの日が続いているときだけ、湿らせる程度にしましょう。
真夏は、日中に水やりをすると、熱湯に変わってしまうことがあるので、夕方~夜の間にあげるのがベストです。
冬は活動を弱め、休眠期に入るので、月1回程度の水やりで大丈夫です。多くの多肉植物がこの夏型になります。 ◆冬型
暑さがとても苦手なのが、冬型の特徴です。梅雨の時期から水やりを徐々に減らしていき、半日陰で風通しのよい場所に移動させましょう。
夏は休眠期に入るので、月に1回程度、涼しい夕方~夜に水やりをしてください。10月を過ぎたあたりから、徐々に水やりを再開します。
ただし、極寒期は成育が鈍るので、少し控えめにするとよいでしょう。 ◆休眠型
夏型の多肉植物は、冬(12~2月)が休眠期になります。この期間は、比較的あたたかい日が続きそうなタイミングを見て、朝に通常の1/3程度の量、水やりします。
冬型の多肉植物は、夏(4~8月)が休眠期になります。この期間は、涼しい日が続きそうなタイミングを見て、夜に通常の1/3程度の量、水やりします。 ◆鉢底穴がない鉢の水やり
鉢底に穴がない鉢(ビーカーやカップなど)の水やりには、もうひと手間必要になります。
土がしっかり湿るくらい水やりをしたら、鉢を傾けて、底にたまった余分な水を取り除いてあげましょう。こうすることで、根腐れを防ぐことができます。
たまった水をそのままにしておくと、根腐れを起こし、枯れる原因となってしまいます。 k61_p4_map_2_1659330036

多肉植物についてもっと知りたい方におすすめ!

「新装版 sol×solの多肉植物・サボテンを育てよう」では、今回紹介した以外にも、たくさんの多肉植物の情報についてわかりやすく丁寧に紹介しております。 k61_book_1659330516

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