谷津干潟自然観察センターで「鳥とオールドマシンイラスト展」

　谷津干潟に隣接する「谷津干潟自然観察センター」（習志野市秋津5）の特別展示コーナーで現在、「鳥とオールドマシンイラスト展」が開催されている。（習志野経済新聞）

　異なるモチーフの同時展示

　渡り鳥の中継地として知られ、ラムサール条約にも登録されている同干潟。今回の特別展示会はイラストレーター齋藤壽（ひさし）さん（1936年～2015年）が手がけたクラシックな自動車やオートバイなどと、さまざまな鳥や自然が共演するイラストの原画やビンテージ印刷物など約20点を展示する。齋藤さんは、写実と繊細な情景描写表現が同居する世界観により国内外で評価されてきたイラストレーター。

　同展を企画した同センターの永井副所長は「私たちは、普段意識しづらいが自然と人工物が共存する中で暮らしている。相反する人工物と自然を一緒に見ていくことで、自然の価値も感じてもらえたら。谷津干潟も都市部の中の自然。これがもし、周りが自然ばかりだったら、その価値や見え方も変わっていたと思う。今回の展示は私たちにとっても新たな試み。車が好きな人、自然が好きな人、それぞれが、人工物と自然をイラストの中で一緒に見て、『共存』ということを感じていただければ」と話す。

　展示コーナー内では展示のほかオリジナルグッズも販売する。

　開館時間は9時～17時。月曜休館（月曜が祝日の場合は翌平日が休館）。入館料は19歳から65歳未満＝450円、65歳以上＝300円、18歳以下無料。7月6日まで。