自動車博物館ツカハラミュージアムが今季の営業開始 シトロエンの量産車も

  • 2025年5月9日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 世界のクラシックカー約50台を展示する自動車博物館「ツカハラミュージアム」(八戸市北インター工業団地4)で5月3日、今季の営業が始まった。(八戸経済新聞)

 トヨタ「2000GT」

 自動車販売店「トヨタカローラ八戸」などを運営するツカハラ企業グループ(八戸市小中野1)が運営する同館。地域への文化的貢献と、ものづくりの大切さや技術を子どもたちに伝え夢を育む場を目指し、2005(平成17)年に開館。技術の進化と共に役目を終えた古い車を紹介しようと、外装、内装、エンジンなどをパーツ一つ一つに至るまで修復・修繕し、エンジンが稼働する状態で展示している。

 21季目を迎えた今季は、シトロエンが1934年~57年に生産した世界初の量産型前輪駆動車「トラクシオン・アバン」シリーズの一つ「11CV」を追加。6月には現在修復中のジャガー製の車も追加する予定。

 館内にはこのほかに、1911年製のルノー「35CV」、大正天皇の御料車と同型の1922年製のロ−ルスロイス「シルバーゴースト」などのクラシックカーのほか、後部のパーツ「フィン」の形状がユニークな「キャデラック」、日本国内でも多く流通したフォルクスワーゲンの「ビートル」なども並ぶ。国産車は、自走可能な状態まで修復した1967(昭和42)年製のトヨタ「2000GT」のほか、トヨタ「スポーツ800」やスバル「360」などの小型車、新旧の「セリカ」や「カローラ」などを展示する。

  展示車のうち、トヨタ製の「スープラGT」「フォーミュラニッポン」は、運転席に座ることができる。

 トヨタカローラ八戸テクニカルセンターの境沢久人さんは「年代の違うジャガー3台を見比べるのも楽しいのでは」と話し、来館を呼びかける。

 土曜・日曜・祝日のみ開館。開館時間は10時~17時(10月は16時まで)。入館料は500円(中学生以下無料)。今季の営業は10月26日まで。

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