小さい頃なりたかったんです漫画家 / (C)中山有香里/KADOKAWA
大人になるにつれ、辛いことや悲しいことがあっても、つい我慢してしまいがち。それでも心はすり減っていて、油断したら泣いてしまいそう…。そんな経験、誰しもあるのではないでしょうか。
とある町にひっそりとたたずむ、熊と鮭が営む不思議な甘味処。ここにも「しんどい気持ち」を抱えた大人が夜な夜な迷い込んできます。メニューは温かいお茶と、日替わりの甘いものが一品のみ。ふさぎこんだ人々の疲れた心を、甘いものがほっと癒します。
しんどいとき、泣きたいとき。夜にだけ開く甘味処で心を温めて。漫画に合わせて、編集部おすすめのレシピも掲載。あなたの心も、きっと癒やしてくれるはずです。
※本記事は中山有香里著の書籍『泣きたい夜の甘味処』から一部抜粋・編集しました。
緑のライオンと栗きんとんのパイ
緑のライオン / (C)中山有香里/KADOKAWA
先生も絵を描くのすき? / (C)中山有香里/KADOKAWA
なんでその夢やめたの? / (C)中山有香里/KADOKAWA
漫画家になりたいな / (C)中山有香里/KADOKAWA
素敵な夢だと思います / (C)中山有香里/KADOKAWA
栗きんとんのパイです / (C)中山有香里/KADOKAWA
いい匂いだ… / (C)中山有香里/KADOKAWA
とても楽しくて / (C)中山有香里/KADOKAWA
漫画家になんてなれない? / (C)中山有香里/KADOKAWA
自由に… / (C)中山有香里/KADOKAWA
ライオンの絵だね / (C)中山有香里/KADOKAWA
マンガ/著=中山有香里『泣きたい夜の甘味処』(KADOKAWA)
■▶栗きんとんのパイが食べたい!そう思ったら…
甘い物を食べると不思議と幸せな気分になれるもの。甘い香りに癒されながら、お菓子を手作りする休日なんていうのもいいですよね。今回は思い立った時に手軽に作れる「栗のおやつ」をご紹介します。
裏ごし不要!さつまいもを加えた優しい甘さの「栗きんとん」
裏ごし不要!さつまいもを加えた優しい甘さの「栗きんとん」 / レシピ考案:井澤由美子 撮影:岡本真直
■材料(4〜6人分)
さつまいも…大1本(約400g)
レモンの薄切り…3枚
栗の甘露煮(シロップ含む)…小1瓶(200g)
きび砂糖(または砂糖)…大さじ4
■作り方
1.さつまいもは約2cm厚さの輪切りにし、切ったそばから水に約10分つけ、水をきる。
2.フライパンに1のさつまいもを並べて、かぶるくらいの水を入れる。レモンを上にのせ、きび砂糖を加えて火にかけ、約10分煮る。途中アクを取りながら、さつまいもに菜箸が刺さるくらいまで火が通ったら火を止める。
「栗きんとん」の作り方1 / レシピ考案:井澤由美子 撮影:岡本真直
さつまいもはレモンと煮る。金時いもを使えば、くちなしを入れなくてもきれいな黄色に。
3.2のさつまいもを、泡たて器で粗くつぶす。レモンは好みで取り除く。栗の甘露煮をシロップごと加えて、再び火にかけ、汁けがなくなるまで煮る。
「栗きんとん」の作り方2 / レシピ考案:井澤由美子 撮影:岡本真直
火が通ったら、泡たて器でつぶす。裏ごししたり、練ったりする手間なし。シロップごと入れて、その甘みを利用する。水分をとばしながら、さらに火にかける。
おせちの定番でもある栗きんとん。裏ごし不要、さつまいもを使うなど、手軽に作れるので、普段のおやつにもぴったりです。甘いのが苦手な人にもおすすめの優しい甘さが魅力。ぜひ作ってみてくださいね。
栗きんとん レシピ考案=井澤由美子/撮影=岡本真直