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厚揚げ×トマトは最強の副菜だった! 5分煮るだけで常備菜にもおつまみにもなる「厚揚げのトマト煮」

  • 2023年5月19日
  • レタスクラブニュース


テレビや雑誌を中心に活躍する料理家のきじまりゅうたさんが、料理の基礎やコツをご紹介!
調理がラクになるちょっとしたコツや、料理が飛躍的に上手くなるノウハウ、誰も教えてくれないマル秘テク、目からウロコの簡単レシピなど「料理はおもしろい」ことを伝えたいと語るきじまさんのyoutubeチャンネル「きじまごはん」から、編集部厳選の記事をお届けします。

今回は「厚揚げのトマト煮」をご紹介します。材料は厚揚げとトマトだけ、おつまみにもご飯のお供にもなる大満足の一品ですよ!きじまさんの明るいキャラクターとともに、一緒に料理を楽しんでいきましょう。



切って5分煮るだけで最強の副菜に!「厚揚げのトマト煮」



今回ご紹介する「厚揚げのトマト煮」ですが、もともとは僕の行きつけのベトナム料理屋さんから学んだ一品です。
厚揚げとトマトってこんなに合うんだ!と感動しました。
材料は超シンプルに厚揚げとトマトだけ!
おつまみにはもちろん、冷めてもおいしいので常備菜やアツアツのご飯にのっけて食べてもウマい!!
ぜひ作ってみてくださいね。

【材料】
厚揚げ…1枚(300g)
トマト…1個
にんにく…1片
ねぎ…適量
サラダ油…小さじ1
オイスターソース…小さじ2 
醤油…小さじ1 
砂糖…小さじ1

【作り方】


厚揚げ1枚(300g)を用意します。小さい厚揚げの場合は2枚用意。

油抜きのために茹でたり、お湯をかけたりすると思いますが、ぼくはぬるま湯を使って簡単に油抜きをしています。



ボウルにぬるま湯を用意します。
わざわざ沸かすのではなく、水道の蛇口から出る温水で大丈夫です。
40度ちょっとくらいでしょうか。



ぬるま湯に厚揚げをしずめて、ちょっと押さえてあげる。
これだけでかなり油が抜けます。



余裕があればペーパーで拭きます。
すべての面をペーパーで押さえてあげます。



油抜きは、厚揚げの表面の油を取ることで油くささを取り、味の染み込みを良くするのが目的です。



にんにく1片を用意し、縦半分にカット。



芯の部分は焦げやすいので取り除く。



そしてあらみじん切りに。



最後は包丁を傾けると切りやすいです。
切り終わったにんにくはフライパンに移しておきます。



次はトマトを1cm角にカットします。



まずはトマトのヘタ取りです。
包丁の先端部分を少しあけて、背を手のひら全体で握ります。



トマトのヘタの部分に包丁の先端をブスッと刺します。
包丁を握っている手の親指がストッパーの代わりになります。



トマトをくるくる回すと、簡単にヘタだけ取れます。



包丁を持つときは、先端部分はちょっとあける程度にしてください。
先端部分を大きくあけるて握ると、包丁がトマトに深く刺さって、手をケガするので要注意!



トマトを1cm幅の薄切りにします。



切りづらい場合は、トマトの断面を上にすると切りやすくなります。



切りづらい包丁だと、トマトの皮になかなか包丁が入らず切りづらいですが



断面から刃を入れると切りやすいです。



薄切りにしたトマトをさらに1cmの短冊状にカット。



なぜトマトを小さめにカットするかというと、トマトが大きいと、トマトの皮が剥がれたときに、その皮が口に残って食べづらく感じるためです。



今回はトマトを1cm角の小さいサイズにカットするので、皮が剥がれても違和感なく食べられます。



それでも皮が気になる方は湯剥きをしてください。



でも僕は湯剥きをするのが面倒なので…面倒くさがりな僕の最大限の優しさが、トマトを小さくカットすることです(笑)





続いて厚揚げをカットします。
まず半分にしてから、4等分くらいの食べやすい大きさにします。



いろんな種類の厚揚げが売られていると思いますが、今回の料理に関しては、木綿のタイプよりも、絹ごし豆腐のようになめらかなタイプがおすすめです!



フライパンに、あらみじん切りにしたにんにく、サラダ油小さじ1を入れ火にかけます。



にんにくがしゅわしゅわして香りが立ってきました。



トマトを入れます。



トマトに油をなじませます。



調味料をどんどん入れていきます。
まず、オイスターソース小さじ2



しょう油小さじ1



砂糖小さじ1



このあとトマトからどんどん水分が出てくるので、水は加えません!





厚揚げを加え、ふたをします。
トマトからじゅわ〜っと水分が出て、厚揚げがぐつぐつ煮えるまで、中火で5〜6分煮ます。



5〜6分煮たあと、ふたを取ってみると、トマトからたっぷり水分が出ています!
この煮汁と厚揚げをよく絡めます。



時間に余裕のある場合はここで火を止め、冷ましながら厚揚げに味を染み込ませてください。



時間がない場合は、このまま火を強めて、汁気を飛ばしていきます。
今回は汁気を飛ばしていきます。





しゃばしゃばだった汁気が煮詰まって、とろ〜っとしてきたら
一度、味見をします。



うまい!
これで火を止め、盛り付けて、ねぎを乗せて完成です!






「厚揚げのトマト煮」は多いときは週1で作るくらい大好物です!



いただきます!



これはうまいよ〜!
トマトの旨みと酸味を厚揚げが吸っています!



ビールに合うのはもちろん、ご飯に乗せて食べるのも超おいしいんですよ!
冷めてもおいしいので、常備菜にもぴったりですね。
肉がなくても満足できる一皿です。
ぜひ作ってみてください!




トマトがおいしくなるこれからの季節におすすめの「厚揚げのトマト煮」。調理のコツなど、気になるポイントをきじまさんに伺いました。

__トマトのヘタを包丁の先でくりくりと外す方法が目からウロコでした! 刃先を使うメリットを教えてください。

きじまさん:刃先を使うとヘタとその周りだけキレイに取れます。簡単に取れる方法ですが、トマトを持つ手をケガしないようにだけ気をつけてください!

__生のトマトの代わりに、トマト缶を使ってもいいでしょうか?

きじまさん:トマト缶でもOKです。その場合の分量は100g程度が良いと思います。

__トマトをスッスッと切っていく包丁の切れ味が、見ていて気持ちよかったです。きじまさんが普段行っている包丁のお手入れ方法や、お手入れ周期を教えてください。

きじまさん:包丁は洗ったら拭くのが大切です。僕は時々、砥石を使って研いでいます。砥石を持ってない方はシャープナーを使うのもいいですね。
また、近所のスーパーなどにプロの研ぎ屋さんが来たときにまとめて研いでもらうのもおすすめです。

__肉なしレシピですが、立派なメインになりますね。最近は物価が高いので、安くてお腹にたまるメニューはとてもありがたいです。
ほかにも、肉の代わりになるおすすめ食材があれば教えてください!

きじまさん:日本には精進料理という肉なしレシピの伝統があります。豆腐、高野豆腐、油揚げなど食べごたえもある優れた植物性タンパク質がありますので、ぜひメニューに取り入れてみてください。






きじまりゅうた
料理研究家。
祖母と母が料理研究家という家庭に育つ。
オリジナリティあふれるレシピと、わかりやすいトークを武器に、男性のリアルな視点から考えた「若い世代にもムリのない料理」の作り方を提案。現在は「NHKきじまりゅうたの小腹すいてませんか」「NHKきょうの料理」「NHKあさイチ」「CBCキユーピー3分クッキング」などのテレビ番組へのレギュラー出演をはじめ、WEB・雑誌 上でのレシピ紹介や、料理教室やイベント出演などを中心に活動している。著書も多数。youtubeチャンネル『きじまごはん』を配信中。

取材・文=ジョッキー

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