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収納グッズを駆使してるのに…使い勝手の悪い「洗面台下」をなんとかしたい!

  • 2023年5月24日
  • レタスクラブニュース
浴室や洗濯の洗剤ストック、掃除用具に洗面グッズ……。用途も大きさも違うものを、排水管が出ている洗面台下に収めるって、至難の業ですよね。

「この空間を生かすぞ、とあれこれ工夫したものの、結局うまく機能していない…」そんなおうちを数多く見てきた収納のプロ、中山真由美さんがレタスクラブ読者の洗面台下を検証。

自分でカスタムできる、そして誰もが失敗しないグッズの取り入れ方を教えてくれました!

努力の跡はあるものの…ものがごちゃごちゃ。なにが問題?

レタスクラブ読者S・Tさんのリアルな洗面台下収納を拝見! 夫婦と娘2人の4人家族で片づけに興味があり、収納グッズを駆使しているものの使いづらいのが悩みだといいます。さて、この洗面台下収納の問題点とは?



■【問題点1】よかれと思って設置した突っ張り棒が、逆にスペースを狭めている…
上の空間を活用しようと、突っ張り棚を取りつけたのはいいけれど、棚から上部までの高さがなく、カゴも入らないので細かいものがバラバラ置かれる結果に。かがんで出し入れしなければならず、使いにくい場所に。

■【問題点2】ものをじか置きしているので、奥のものが取りにくい
奥行きがある場所にものをじか置きすると、奥のものが取りづらくなります。突っ張り棒の棚にスプレーボトルを引っ掛けていて、さらに奥が見えにくく、取りにくい状態に。「ものが見えない=ないと判断して、ものが増える原因に。

■【問題点3】種類ごとのまとまりがなく、ものの量が分かりにくい
シャンプーや柔軟剤、マウスウォッシュなど、さまざまなアイテムがあちこちに点在。「ストック類は一目で過不足の判断ができないと、二重買いをしてしまうことに。用途別にグループにまとめておく必要があります。

使える洗面台下収納へ、道のりをリポート!

■【その1】幅、奥行き、高さを正確に測定
全体の幅、奥行き、高さはもちろん、排水管までの幅や奥行き、高さを測ること。さらい、扉の蝶つがいの幅、扉が内側に収まる場合はそれも計算して奥行きを測定しましょう!





下から排水管までなど、排水管の周辺の幅、奥行き、高さをしっかり測る作業をしておくことで、グッズ選びの失敗を防げます!

■【その2】収納グッズの並べ方を、実際に使うシーンに合わせて考える!
同じ収納グッズでも置き方はいろいろ! パズルのように組み合わせて、一番使いやすい配置を見つけましょう。自分はどんな配置がいいかな?と迷ったら、下の3タイプを参考に!

細かいアイテムの収納に合う「重ね置き」


歯ブラシやコンタクトレンズなど、細かいアイテムが多いばあいは小さめのカゴをコの字ラックで重ねる組み合わせを!

使用頻度別で分ける「奥行き生かし置き」


ストッカーボックスを手前と奥に並べ、よく使うものを手前、あまり使わないものは奥に収納。同じボトル類のストックが多いときに便利。

種類別、人別で分ける「グルーピング置き」


種類や人別に分けて使うならば、ストッカーボックスを横に並べるのが使いやすい組み合わせ。

S・Tさんに合いそうなのは、3つ目のグルーピング置きと判断。さっそく組み合わせて収納をしてみたのがこちら!

■使い勝手がよく、見た目すっきりの洗面台下収納が完成!


じか置きしていたアイテムを種類ごとに分類して収納したら、こんなにスッキリ!

「奥のものを探さなくても、欲しいものが一発で見つかります!

使いやすいポイント1
■種類・人別に分類。ラベリングして一目で中身がわかる!


シャンプーのストックや背の高い洗剤ボトル類は、種類ごとにストッカーボックスへ。人別に分けるときも、一人一人が出し入れしやすい配置です。

使いやすいポイント2
■使用頻度の低いものは奥に。でもすぐ探し出せる!


手前にコの字ラックを置いて上下を使いやすくし、奥のわずかなスペースをストックエリアに。収納力を保ちつつ、手前のケースをはずせば中身が一目で分かるので二重買いの防止に。

使いやすいポイント3
■この字ラックとかごで上下ともにすぐ手に取れる収納に


コの字ラックの下部分は、カゴを置いて引き出しのように出し入れをスムーズに。ラックの上は細々したものをかごにまとめて収納。どこに何があるか分かりやすく、出し入れもかんたん!

教えてくれた人▷中山真由美さん


整理収納アドバイザー。リッタスタンツァ主宰。もともと片づけが苦手だった経験もあり、ものを捨てるだけでなく、頻度に合わせた配置などの工夫で、すっきり使いやすくする方法を提案。

撮影/三佐和隆士
レタスクラブ編集部T

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