ほうれん草にはビタミンやミネラルがたっぷり。とくに冬採りのほうれん草にはビタミンCが夏採りの約3倍も含まれているんです!そんなほうれん草にはシュウ酸と呼ばれるアクが多く含まれているので、熱湯でゆでてアク抜きをしてから使うのがベスト。ゆですぎてしまうとビタミンCが大きく減ってしまうので、さっとゆでてビタミンCをできるだけ残すのがポイントです。
今回は軽くゆでてあえるだけの簡単副菜をご紹介。時間がない時は、ほうれん草にラップをかけてレンジで加熱してもOKですよ。
ほうれん草のなめたけあえ
【材料・2人分】
ほうれん草…1わ、なめたけ(瓶詰)…大さじ2、ポン酢じょうゆ…小さじ1、塩
【作り方】
1.ほうれん草は塩を加えた熱湯でさっとゆで、冷水にとって水けを絞り、4cm長さに切る。
2.ボウルに1、なめたけ、ポン酢じょうゆを入れてあえる。
(1人分28kcal、塩分1.2g レシピ考案/牛尾理恵 栄養計算/スタジオ食)
なめたけにポン酢を合わせると、さわやかな酸味が加わって深みのある味わいに。晩酌のおつまみにもうれしい一皿です。
ほうれん草のお手軽副菜は他にもいろいろ。まだあるおすすめのアイデア4つをご紹介します。
ほうれん草の納豆あえ
納豆(添付のたれを混ぜる)とともにあえて、削りがつおをのせるだけでも立派な副菜が完成。味つけいらずで簡単、栄養も満点です。
ほうれん草のピーナッツあえ
ゆでたほうれん草とめんつゆ少量をあえれば、旨みのある一皿に仕上がります。粗く刻んだピーナッツを一緒にあえると楽しい食感に。
ほうれん草のペッパーチーズ
洋風のメインに添えるなら、プロセスチーズと塩・こしょう・サラダ油をあえたこの一皿はいかが? 粗びきこしょうはたっぷりめにかけてスパイシーに仕上げて。
ほうれん草とコーンのごまあえ
ごまあえ(白すりごま・砂糖・しょうゆ)にすると、ほうれん草が嫌いな子どもも食べやすくなります。コーン缶を加えれば、甘みがさらに増しておいしくなりますよ。
ほうれん草をレンジで加熱する場合は、根元に十字の切り込みを入れて洗い、ラップで包んで加熱するか、食べやすい大きさにカットして耐熱皿に入れ、ラップをかけて加熱するのがおすすめです。
文=齋藤久美子(栄養士)