サイト内
ウェブ

【保存版】パスタの種類を徹底解説!定番から変わり種まで16種類のパスタを知ろう

  • 2023年1月12日
  • レタスクラブニュース


近年、スーパーでもさまざまな種類を見かけるようになった、イタリアンの定番・パスタ。「種類が多過ぎてどれがどれなのか分からない」と思っている人も多いのではないでしょうか?おいしいパスタを作ったり、食べたりするためには、パスタごとの特徴やそれに合うソース、最適な茹で方を知っておきたいですよね。

そこで、料理研究家・フードコーディネーターのみないきぬこさんに、パスタの基本的な知識や上手な選び方、茹で方やおすすめの調理法を教えてもらいました。また、おすすめレシピのランキングもご紹介。プロのアドバイスを参考にして、あなたのクッキングライフに活用しましょう!

▶︎教えてくれた人
みないきぬこさん


料理研究家・フードコーディネーター。著書に「はじめての電気圧力鍋 毎日使える絶品レシピ」(家の光協会)、「はじめてのストウブ-素材別シンプルおいしいレシピ」(池田書店)など。
Instagram:@minaikinuko

ロングパスタの特徴や種類、レシピを紹介

まずは、500種類以上あるといわれているパスタの中から、日本でもよく知られているロングパスタについて代表的な種類を紹介します。よく見かけるロングパスタとは、25センチメートル前後の長さにカットした棒状のパスタのことで、太さによって名前が変わります。

「ロングパスタは、普段の食事はもちろんひとり分の気軽な食事、おもてなし料理などいろいろなシチュエーションで使用されます。乾物で日持ちしますので、ストックしておきとっさの時に使えるのもいいところです。普段私は6〜9分茹でくらいのもの(1.6〜1.8ミリメートル)を使用しています。短時間で茹でられるので、調理に対する負担もあまり感じません」(みないさん)

・スパゲッティ


ポピュラーなスパゲッティは、直径1.4〜1.9ミリメートル前後、長さ25センチメートル前後の円柱状のロングパスタです。太いタイプのスパゲッティは濃厚なソースによく合い、細いタイプのスパゲッティは軽いソースで調理して食べるのに適しています。乾麺の茹で時間は、早茹でタイプで約3分のものや、太いタイプで約10分以上のものまで出ています。

「7分茹での1.6ミリメートルは、大人も子供もみんな食べやすいと思うのでおすすめです。シンプルなオイルベース、軽めのトマトソース、濃厚なソース、全般によく合うと思います」




・フィットチーネ・タリアッテレ


クリームソース系のパスタ料理で見かけることが多い、フィットチーネ・タリアテッレ。こちらは麺の幅が5〜10ミリメートル前後の平面状のロングパスタで、イタリアではローマ時代から食べられているといわれています。茹で時間は、生麺の場合約3分、乾麺の場合で7分前後となります。

「くっつきやすいので、私は間口の広いフライパンで茹でるようにしています。100グラム1リットルくらいの茹で湯が目安です。パスタが塊にならないコツは、ゆらゆらと波打つ程度の火加減で茹でること。また、ソースとの出来上がりに時間差ができてしまったら、茹で上がったパスタにオリーブ油をひと回しかけておくといいでしょう」




・バーミセリー


バーミセリーは、直径1.0〜1.2ミリメートル前後の極細タイプの円柱状ロングパスタ。茹で時間は乾麺で約4分と、時短料理にぴったりです。

「細いので、スープに直接入れても火通りよく仕上がります。スープで茹でると麺もサラッと口当たりが良くなります。麺が細くのびやすいので、お湯で茹でてから使用する場合は、冷製パスタなどに使用するのがおすすめです」




・ロングマカロニ


マカロニのロングバージョンで、直径5〜8ミリメートル前後、長さ25センチメートル前後の管状(穴あき)のパスタ。乾麺の茹で時間は9〜10分程度です。

「日常使いではあまりなじみがありませんが、筒状なのでグラタンやホワイトソース、チーズなど、濃厚で粘度のあるソースと合わせるとよく絡んでおいしいです」




・カッペリーニ


0.8〜1.1ミリメートルのストレートの棒状ロングパスタ。スパゲッティをさらに細くしたパスタです。非常に細く、火が通りやすいため茹で時間は2分前後です。

「冷製パスタによく使用される極細パスタです。日本でいうそうめんのようなイメージです。スパゲッティ同様に使用するとかなりの量になりますので、1人分40〜60グラム目安で使用するのがおすすめです」




レタスクラブで人気のロングパスタランキング

・1位/キャベツとしらすの和風パスタ


バター醤油味の簡単和えパスタ。キャベツもたっぷり入って食べ応えありです!


・2位/豆乳カルボナーラ


生クリームを使わないヘルシーなカルボナーラ。香ばしくてあっさりした味わいです。


・3位/ ミートソーススパゲッティ


ひき肉の旨みが際立つごちそうパスタ。具材がゴロゴロ入っていて食べ応えがあります。


ショートパスタの特徴や種類、レシピを紹介

ショートパスタは、ロングパスタに対して短くカットしたパスタのこと。ソースをかけるだけでなく、和えて食べるなど幅広い食べ方が楽しめます。

・マカロニ(太・細)


日本ではもっともポピュラーなショートパスタ。円筒状(穴あき)で、直径2〜5ミリメートル、円周部は肉厚1ミリメートル前後のパスタを指します。茹で時間は3〜10分前後です。

「日本ではサラダやグラタンなど、幅広く使用されていますね。ロングマカロニ同様、グラタン、クリーム系のソースとよく合います」




・ペンネ


円筒状のショートパスタの両端が、ペン先のように斜めにカットされています。茹で時間は早茹でタイプから10分前後のものまであります。

「時間通りにしっかりと茹でるのがショートパスタのポイントです。コシがあって食べ応え抜群。ミートソースやゴルゴンゾーラなど、濃厚なソースとの相性がいいです」




・ツイスト


日本ではサラダでよく見かけるパスタ。縄状によられた形状のショートパスタで、茹で時間は1〜10分前後のものまであります。

「ねじれた部分にソース(ドレッシング)が絡むので、よくサラダパスタとして使用されます。ペンネ同様、濃厚なソースとの相性もいいです。軽い仕上がりなので冷めてもおいしく、お弁当のおかずにもおすすめです」



・フジッリ


おしゃれなデリ風サラダで見かけることがあるカールしたパスタ。紡錘状で、ひれが螺旋状にねじれた形状のショートパスタです。茹で時間は8〜10分前後です。

「ねじれた隙間にソースが絡むので、濃厚なソースがよく合います。ドレッシングとの相性もいいので、葉物やごろっとした野菜と盛り合わせてサラダにしても◎」




・シェル


貝の形をしたショートパスタ。表面に筋が入り、幅10〜20ミリメートルのものが一般的です。茹で時間は12〜13分前後です。

「しっかりとしたかみ応えがあり、濃厚なソースやスープなどと相性がいいです。かわいい貝の形がいつもの食事を少し贅沢に演出してくれます。貝の形に合わせて、シーフードのお料理に使用するといいかもしれませんね」




・ファルファッレ


一部に厚みがある、リボン状のショートパスタ。イタリア語で蝶々を意味する「farfalla(ファファラ)」が語源といわれています。茹で時間は13分前後です。

「こちらも、形・見た目がかわいいパスタ。中心のキュッとしたところはかみ応えがあり、いろいろな食感が味わえるのが特徴です。サラダなどの冷製から温かいお料理まで、幅広く使えます」




・リガトーニ


直径8〜15ミリメートル。マカロニよりも太い筒状の形と、表面に入った波状の筋がポイントになっています。茹で時間は18分前後のものが多いです。

「パスタに厚みがある分茹で時間が長く、もちっとした歯応えがあります。濃厚なソースとの絡みがいいほか、お肉を柔らかく煮込んだシチューなどと合わせるのもおすすめです。パスタの味や食感を味わうため、具になるものはくたくたに煮込んで、主張し過ぎないような味付けにするのがいいと思います」




レタスクラブで人気のショートパスタランキング

1位/ほうれん草とベーコンのマカロニ


おなじみの材料でできる、ショートパスタのひと皿。ホウレンソウとベーコンの鉄板の組み合わせがたまりません!


2位/サーモンときのこのフライパングラタン


ペンネも一緒に煮るのでフライパンひとつで調理可能! サーモンをエビに、ペンネをお好みのショートパスタに代えてもOK。


3位/ パスタサラダ


ショートパスタにマリネの味がよく絡み、お酒が進みそう。きのこのマリネを作り置きしておけば、パスタを茹でて和えるだけで手軽に食べられます。


変わった種類や珍しい種類のパスタを紹介

最後に、ロングパスタやショートパスタとは違う、少し変わったパスタを紹介します。定番のパスタ料理に飽きたら、ぜひ試してみてください。

・エルボ


少し曲がったショートパスタ。もちもち、ソフトな食感です。

「マカロニ同様に使用できると考えればイメージがつきやすいと思います。もちもちしていますので濃厚なトマトソース、クリーム系のソースとの相性がいいです」




・ラザニア(ラザーニャ)


平打ちのパスタの一種、またはそれを用いたパスタ料理です。料理としてのラザニアは、パスタ・ソース・チーズをミルフィーユ状に重ねてオーブンで焼いた料理のことを指します。

「ラザニアは見た目が華やかなので、パーティーやおもてなしの際にぴったりですね。茹で方のコツは、入れる際も取り出す際も1枚ずつにすることです。絶対失敗したくない場合、茹でる際にラザニアとラザニアの間にクッキングシートを挟み込んでいくという手もあります」




・ニョッキ


団子状のパスタの一種で、ジャガイモと小麦粉の組合せで作られるイタリア料理です。ジャガイモの代わりにカボチャやホウレンソウを使ったものなど、多数のバリエーションが存在します。

「イタリアの定番家庭料理で、もちもちとした食感が特徴です。クリーム・チーズやトマト系など、幅広いソースと相性がいいパスタです」




・クスクス


デュラム小麦の粗挽粉から作る粒、また、その食材を利用して作る料理を指します。約2ミリメートルの小さな粒で、蒸すのが基本ですが、少量のスープなどを含ませるようにして温める調理法もあります。

「日本では一般的ではありませんが、世界最小のパスタで、離乳食として用いられることもあります。スープに入れたり、サラダとして食べたりとさまざまな食材との相性がよく、汎用性が高いパスタだと思います」




ここまで、代表的なものから珍しい種類のものまで、さまざまなパスタをご紹介してきました。それぞれの特徴や調理方法に応じて使うことで、食卓がより華やかになりそうですね。記事の中で紹介したレシピなどを参考に、ぜひご家庭でのお料理を楽しんでみてください。

取材・文=平井あゆみ

あわせて読みたい

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
Copyright (c) 2016 KADOKAWA Corp All Rights Reserved