サイト内
ウェブ

えっ、茹でずに食べられる!? ブロッコリーの茎の最高にウマい食べ方

  • 2022年12月21日
  • レタスクラブニュース


テレビや雑誌を中心に活躍する料理家のきじまりゅうたさんが、料理の基礎やコツをご紹介!
調理がラクになるちょっとしたコツや、料理が飛躍的に上手くなるノウハウ、誰も教えてくれないマル秘テク、目からウロコの簡単レシピなど「料理はおもしろい」ことを伝えたいと語るきじまさんのyoutubeチャンネル「きじまごはん」から、編集部厳選の記事をお届けします。
きじまさんの明るいキャラクターとともに、一緒に料理を楽しんでいきましょう!




生のブロッコリーの最高にウマい食べ方!

ブロッコリーを食べたことがないという人は少ないかと思いますが、「生のブロッコリー」って食べたことありますか?
実はブロッコリーの茎って生で食べられるんですよ!
「きじまのブロ漬け」としてSNSでも話題になったこの食べ方、ほんとにすっごくおいしいんです。
今回はブロッコリーの茎の浅漬け、略して「ブロ漬け」の作り方を紹介します。
ほかにはない食感に驚きますよ!



「ブロ漬け」に使うのは、ブロッコリーの茎の部分のみ。
ブロッコリーの花の蕾になるふさふさの部分(花蕾・からい)は、小房に分けて別で調理してくださいね。





「ブロ漬け」の作り方1 茎の下処理



ブロッコリーの茎の部分だけを用意する





茎の断面は乾いて固くなっているため、切り落とす



茎を半分の長さに切り分ける





皮の内側にある点々の層までが硬い繊維質の層なので、この点々の内側まで皮をむく



つまり、ブロッコリーの茎の皮はめっちゃ厚くむく!



点々の内側に包丁を当てて、すっと下ろす
茎を立てるとむきやすい!





今回は生で食べますが、茹でて食べる場合も、皮は厚くむくと良い



一周むいたあとまだ繊維っぽいところが残っているようだったら、その箇所のみむく





食べられるところは意外と少ない



残り半分の茎もむいていく
上の方は皮も柔らかくて食べられるので、下の方だけむく



先ほどと同様に皮は厚めにむく

これで茎の下処理が完了!

「ブロ漬け」の作り方2 下漬け



下の方の茎は太いので、縦半分にカット



3〜4mmの薄切りにし、細い部分は斜めに切る



なるべく太さも大きさも揃えると良い



ブロッコリー1株の食べられる茎の部分は、意外と少ない…



カットした茎をビニール袋に入れる



茎の重さの1.5%の塩を入れる



茎1本に対して、だいたい小さじ1/2〜1が目安



まずは塩で下漬けして、水分を抜く



ビニール袋の中でシャカシャカ振る



ビニール袋の上から塩を擦りこみ、しんなりしたら空気を抜いて、ビニール袋の口を閉じる





だいたい10〜15分くらい、中から水分が出てくるまで待つ

「ブロ漬け」の作り方3 調味料で漬ける



15分ほどたつと、かなりくたっとしてきて水分が出ているので、ビニール袋の上からぎゅっぎゅっぎゅっと揉んで、最後のもう一絞り





ビニール袋の中の水分を全て捨てる
水分を捨てることで、次に入る調味料の味がしみる








ここで調味料を入れていきますが、入れる調味料は自由!
中華風にしてもいいし、わさび漬け風にしてもいい。



今回は「中華風甘酢漬け」をご紹介!



砂糖:小さじ1/2



酢:小さじ1



ラー油:ちょっとだけ



ビニール袋の上からもみもみ
しょう油を入れてもいいですが、ブロッコリーのきれいな緑を生かすために今回は甘酢にしました



口を閉じて、冷蔵庫で一晩寝かせる
2〜3日漬けても旨い!

「ブロ漬け」完成!









この独特の食感…ブロッコリーの茎以外では食べたことのない食感です!
たけのこやザーサイにも似ているけど、ブロッコリーでしかできない食感で、本当にオススメです。
これは絶対取り合いになりますよ!




SNSでの反響が大きかったという「ブロッコリーの茎の浅漬け」略して「ブロ漬け」。きじまさんにレシピ誕生のきっかけについて伺いました。

きじまさん:
「生のアスパラのぬか漬けを食べたらすごく美味しくて、茹でなきゃいけないと思っている野菜の中でも、生で食べられる物があることに気づきました。
ブロッコリーの茎もそのまま食べるとエグみがあるのですが、漬けることでアクが抜けて美味しくなったんですよね。ほかにはない食感が何よりの魅力です!」

__「ブロ漬け」をSNSで紹介したときの反響はいかがでしたか?

きじまさん:
「生で食べれるとは思わなかった」という感想が多かったです。
普段は茎を捨てちゃっているという声も多く、むしろ茎のほうが好きな私には衝撃でした。茎は皮を厚くむけば美味しく食べられますよ!」

__今回は中華風の味付けを紹介されていましたが、わさび風味のレシピも教えてください

きじまさん:
「茎を塩で浅漬けしてから、濃縮甘酒におろしわさびと砂糖と塩を混ぜると、わさび漬け風の味になりますよ。
わさび風味以外にも、茎を塩で浅漬けしてから調味液に漬ければ、レシピは成立します。
醤油・酢・砂糖・ごま油で中華風酢醤油漬け、酢・はちみつ・オリーブオイルで洋風マリネなど。ぜひお気に入りの味を見つけてください!」




きじまりゅうた
料理研究家。
祖母と母が料理研究家という家庭に育つ。
オリジナリティあふれるレシピと、わかりやすいトークを武器に、男性のリアルな視点から考えた「若い世代にもムリのない料理」の作り方を提案。現在は「NHKきじまりゅうたの小腹すいてませんか」「NHKきょうの料理」「NHKあさイチ」「CBCキユーピー3分クッキング」などのテレビ番組へのレギュラー出演をはじめ、WEB・雑誌 上でのレシピ紹介や、料理教室やイベント出演などを中心に活動している。著書も多数。youtubeチャンネル『きじまごはん』を配信中。

取材・文=ジョッキー

あわせて読みたい

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
Copyright (c) 2016 KADOKAWA Corp All Rights Reserved