晩酌で「ちょっと何かつまみたいな」というとき、旬の長いもを使えば簡単に気の利いたおつまみが作れます。せん切りにして刻みのりとしょうゆをかければさっぱりとした小鉢に。軽くたたいて塩とわさびをあえるだけでも、とろシャキ食感がおいしい一品に。
でもこれからの季節はこんがりと焼いて、ほくほくとした味わいを楽しむのもおすすめ! マヨネーズをのせたり、みそとバターでこってり味に仕上げたり。魚焼きグリルやトースターまかせのレシピなら、ほったらかしでOKです!
長いものトースター焼き
【材料・2人分】
長いも…150g、青のりマヨ(マヨネーズ…大さじ2、青のり…少々)
【作り方】
1.長いもはひげ根を除き、皮つきのまま1.5cm厚さの半月切りにする。
2.耐熱容器に入れ、青のりマヨをかける。オーブントースターで約15分焼く(途中、焦げそうならアルミホイルをかぶせる)。
(1人分123kcal、塩分0.2g レシピ考案/みないきぬこ 栄養計算/スタジオ食)
マヨネーズに青のりを入れて焼くと、磯の香りがふんわり! 後味がさっぱりとした長いもとの相性も抜群です。長いもは少し厚めに切って、ほくほくとした食感を楽しみましょう。
長いもの焼くだけおつまみは他にもいろいろ。まだあるおすすめのアイデア4つをご紹介します。
長いものみそバタ焼き
魚焼きグリルで片面焼いた長いもを裏返し、甘みそだれ(みそ・みりん)をたっぷりぬってさらに焼けば、日本酒のアテにうれしい一皿が完成。小さくカットしたバターをのせて、ちょっとリッチに楽しんでみて。
長いもペッパー焼き
オリーブ油とともにフライパンで焼いた長いもに、塩と粗びき黒こしょうをふるだけ。フライパンで焼く際は、中火で片面約1分30秒ずつが目安です。
長いものチーズ焼き
粉チーズとパセリをのせれば、ビールが進むおつまみに。サラダ油をひいたフライパンで長いもを両面焼き、粉チーズをたっぷりとふってふたをして弱火で蒸し焼きにします。チーズが溶けたら皿に盛ってパセリをのせ、粗びき黒こしょうをふりましょう。
長いもの梅焼き
和の一皿がほしい時は梅干しを使ったこちらはいかが? ほんのり甘めの梅だれ(梅干し・はちみつ・しょうゆ)が、疲れた体をほっといやしてくれます。長いもは魚焼きグリルでカリッと焼いて。好みで青のりをふると、風味が豊かになりますよ。
※梅だれは、はちみつが入っているので1歳未満のお子さんには食べさせないでください。
長いもは切り口から劣化していくため、カットしたものは切り口にラップを密着させるように包んで冷蔵庫の野菜室で保存するようにしましょう。使い切れない場合はすりおろして冷凍保存しておけば、とろろ丼やそばやうどんのトッピングなどにさっと使えて便利ですよ。
文=齋藤久美子(栄養士)