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余った漬物がタルタルソースに変身?驚きの「食材の使い切りテク」を大公開

  • 2022年12月9日
  • レタスクラブニュース


行事の多い年末年始は食材の買い置きが増え、冷蔵庫がパンパンになる時期。「うわー、ものが全然入らない!」と慌てる前に、しば漬けなどの漬物や、ゆずこしょうなどの調味料といった、長期滞在しがちな「ドアポケット系食材」を消費しちゃいましょう。大事なのは、上手に食材を使い回すこと。そのコツを伝授します。

*  *  *

▶︎教えてくれたのは
おせっかい料理人
関口幸秀さん
首都圏を中心に展開するイタリアンレストラングループ統括料理長を経て、現在は一般社団法人#CookForJapan の理事やポップアップレストランを開催するフリーランス料理人。Twitterの「#教えて消費レシピ」がバズり200種以上のレシピが生まれている。出店に向けてただいま物件探し中 @yukihide_lion

ドアポケット系食材の使い切りポイントとは



「『ジャムはパンに塗るもの』『福神漬はカレーのつけ合わせにするもの』などと、食材や調味料の使い方を限定していると、それ以上使い道が広がりません。もし使い切りたい食材があるなら、まずはその味から想像を広げてみてください」と話すのは、イタリアンシェフであり、〝おせっかい料理人〞の関口さん。「想像といっても難しいことではなくて、それが『甘い』『辛い』『苦い』『酸っぱい』『しょっぱい』の五味のうちどれなのかを思い浮かべるだけでOK。例えば、酢豚は酸っぱくて甘いですよね。いちごジャムも酸っぱくて甘いので、酢と砂糖のイメージで酢豚を作るときに加えられます」。シンプルな味つけに少しの複雑さが加わるとおいしさは増すそう。料理がおいしくなって食材も消費もできたら、まさに一石二鳥です。

使い切りポイント
「酸っぱい」「しょっぱい」など味が似た調味料の代用品として使う


「しょっぱい」と感じる食材を、こんな料理にINしてみよう!

では、使い切りポイントを活用して、実際に「しょっぱい」食材を使い回してみましょう。ついつい余ってしまう漬物や、サラダにかける以外、なかなか消費できないドレッシングなどを例にあげてみます。

塩、玉ねぎの代わりに…
■しば漬けや福神漬をタルタルソースに混ぜて
塩気とうまみのある漬物は、刻んでゆで卵やマヨネーズなどとタルタルソースに足すのがおすすめ。タルタルソースのしゃきっと食感は本来玉ねぎの役目ですが、漬物のみじん切りもいい意味で歯応えを全力アシストしてくれます。揚げ物とも好相性。



しょうゆ、だしの代わりに…
■和風ドレッシングは鍋のもととして大量消費
しょうゆやみりん、だしなどが入った和風ドレッシングは、鍋のもととしてもお役立ち。水を張った鍋に投入し、しょうゆや塩で味を調えて。そのほか、ごまドレッシングや玉ねぎドレッシングなどを足すのもいいですね。



塩、レモンの代わりに…
■ゆずこしょうは油&酢に足してドレッシングに
ゆずこしょうは、かんきつの味を含んだ塩としてドレッシングに混ぜて消費を。オリーブ油などの油と酢、ゆずこしょうを、お好みで合わせて混ぜたら完成です。焼き魚や蒸し野菜にかけるのも◎。



*  *  *

しば漬けや福神漬けを卵やマヨネーズと混ぜたタルタルソースは、しゃきっと食感がとってもグー。こんなふうに、複数の調味料や食材が合わさった「ドアポケット系食材」は、料理をワンランク上の味に変えてくれます。冷蔵庫に転がっている調味料や食材を、「これは甘い」「辛い」と判定し、いつもの料理に取り入れてみてください。きっと新しいおいしさに出会えますよ!

監修/関口幸秀 撮影/林 ひろし 編集協力/宇野津暢子

【レタスクラブ編集部】

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