毎日時間に追われながら夕飯の準備をしていると、副菜まで頭が回らないことも多いですよね。「いっそ誰かに決めてもらったほうがラクかも…」。そんな人に向けて、今回は雑誌レタスクラブ11月号に掲載のレシピの中から、旬の食材を使った一週間分のすぐでき副菜をピックアップしました。全部5~10分で作れる簡単な一皿ばかりです!
■月曜はあったか煮もの!
かぶとハムの洋風さっと煮
【材料・2人分】
ロースハム…3枚、かぶ…3個(約360g)、長ねぎ…大の下1/4本、塩…小さじ1/4、オリーブ油…小さじ1
【作り方】
1.かぶは葉を切り分けて一口大に切り、葉は3cm長さに切る。長ねぎは3cm長さに切り、縦半分に切る。ハムは放射状に8等分に切る。
2.鍋に入れ、水1/2カップ、塩小さじ1/4を加えて中火にかけ、約5分煮る。器に盛り、オリーブ油小さじ1を回しかける。
(1人分87kcal、塩分1.2g レシピ考案/近藤幸子 栄養計算/スタジオ食)
かぶは火の通りが早いので時短料理にぴったり。ハムとともに5分ほど煮るだけで、ほくほくとみずみずしいあったか煮ものができあがります。味の決め手は仕上げにかけるオリーブ油。香りのいいエキストラバージンオイルを使うのがおすすめです。
毎日の献立に使えるすぐでき副菜は他にもいろいろ。まだあるおすすめのアイデア4つをご紹介します。
■火曜は食物繊維たっぷり
根菜の簡単煮
旬の根菜をめんつゆで煮るだけのレシピいらずの一品。さつまいも、ごぼう、にんじんを細く切りそろえて鍋に入れ、水・めんつゆを加えてやわらかくなるまで煮ます。ごぼうの旨みがきいているので、めんつゆだけでも大満足の仕上がり!
■水曜はストック食材を使って
かぶとツナの塩昆布あえ
保存がきいて、野菜との相性もいい「ツナ缶」と「塩昆布」は、常備しておきたい食材。ボウルにカットしたかぶの白い部分と葉・ツナ缶・塩昆布・しょうゆを入れてあえれば、あっという間に完成です。栄養満点のかぶの葉を、生でおいしく食べられるのもうれしいですね。
■木曜はクリームチーズで贅沢に
里いものチーズみそあえ
里いもはレンジで加熱すれば、皮むきがラクチン。耐熱皿に皮つきのまま並べてふんわりラップをかけ、電子レンジ(600W)で約1分30秒、上下を返してさらに約1分30秒加熱して半分に切り、ペーパータオルに包むと、するっと皮がむけます(里いも3個の場合)。ボウルにクリームチーズ・砂糖・みそとともに入れてゴムベラでよく混ぜたら、里いもを加えてあえて。甘じょっぱいチーズが絶品ですよ。
■金曜は大根だけで1品
大根のトースター焼き
疲れてやる気が起きない…。そんな週末は大根を乱切りにしてオリーブ油と塩をまわしかけてオーブントースターで焼くだけでも立派な副菜に! 焼き色がつくまでこんがりと焼くのが旨みアップのポイントです。
いかがでしたか? 副菜に旬の食材を取り入れれば、メインおかずは肉や魚を焼くだけでも季節を感じられる献立になりますよ。
文=齋藤久美子(栄養士)