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え、カレーにみりん!? カレーのコクとうまみがアップする魔法のような「みりん」使いテク

  • 2022年10月29日
  • レタスクラブニュース


家庭に一本は常備されている調味料の一つ、みりん。和風の煮ものにかかせませんよね。
ところで、みりんを煮もの以外に使ったこと、ありますか?
実はみりんは、炒めものや蒸し料理、下味付けにサラダ、そしてデザートまで、いろいろな料理がぐんとおいしくなる、魔法の調味料なのです。
今回はなんと、ただ加えるだけでコクとうまみがアップする、意外な使い方をご紹介していきます!

まずはレシピの前に、みりんの基礎知識をチェックしましょう。

みりん・みりん風調味料・ みりんタイプの違いとは?




「みりん」と呼ばれるものには、下記の3種類があります。

みりん(本みりん)・・・アルコール度数約14%。奥行きのある甘みと深いコクがある
特徴
● まろやかな甘さとすっきりとした後味がある
● もち米を熟成させることで生まれる、複雑なうまみと芳じゅんな香りがある
● 味の浸透がよい

みりん風調味料・・・アルコール度数1%未満。アルコール分をとばす手間がいらない
特徴
● 水あめや酸味料が入っていて、マイルドな甘みがある
● アルコール分をとばさず使えて、子ども向けの料理や時短調理にもおすすめ

みりんタイプ・・・アルコール度数9.5〜14.5% 未満。加塩してあり、調味がラク
特徴
● そのまま飲むと辛いくらいの塩分濃度がある
● 塩分に注意すれば、みりんとほぼ同様に扱えて、酒税がかからず、みりんより安価

それぞれ特徴が異なるので、料理や用途によって使い分けてみてくださいね。

次にご紹介するレシピでは、みりん(本みりん)を使用しています。みりん風調味料も同様に調理できます。みりんタイプの場合は、塩けが強くなるので加減して使ってください。

【みりん使いこなし術】カレーに加えればコクと深みが増す!

カレーの味がいまひとつ決まらないときは、1人分につき小さじ1~2を目安にみりんを加えてみましょう。コクとうまみが加わり、味に深みが出ます。レトルトカレーの辛さをやわらげたいときにも、みりんは効果的です。



【編集部こぼれ話】
この方法は「今日のカレーはまろやかさが足りない」「辛くなりすぎてしまった…!」など、失敗してしまったときのリカバリーとしてもおすすめです。みりんはもち米を発酵したものだから、日本酒と同様に甘みだけでなくうまみもたっぷり。加えるだけで味にこなれ感が出ますよ。はちみつを加える方法もよく聞きますが、みりんの方が溶けやすいし、お財布にも優しいのがポイントです!

*  *  *

▶︎教えてくれたのは
小田真規子さん


料理研究家。雑誌や広告、企業の商品・レシピ開発などでも活躍。誰にでも簡単&確実においしくできる料理の提案に定評がある。


*  *  *

カレーは、同じルウを使っても各家庭によって味わいが微妙に違ってくるもの。みりんを加える、というこのひと手間で、「わが家の味」を作りましょう!

調理/小田真規子 撮影/飯貝拓司 スタイリング/なかざわひろ美 栄養計算/スタジオ食 編集協力/singt 編集部コメント取材/松田支信
 
【レタスクラブ編集部】





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