雨が降っていると、買い物に行くのも億劫になってしまいがち。仕方なく買い物をあきらめた日の夕飯は、家にある食材でなんとか乗り切りましょう! 大気が不安定な梅雨の時期は、卵や缶詰、かにかま、じゃがいも、玉ねぎなどある程度保存が効く食材を多めに買い置きしておくと、ここぞという時に助かりますよ。
ツナ入り卵炒め
【材料・2人分】
ツナ缶…1缶(約80g)、溶き卵…4個分、玉ねぎの横薄切り…1/4個分、とりガラスープ(とりガラスープの素…少々、湯…1カップ)、水溶き片栗粉、片栗粉・水…各小さじ1、酢、砂糖、しょうゆ、サラダ油
【作り方】
1.甘酢を作る。鍋にとりガラスープ、酢大さじ3、砂糖大さじ1、しょうゆ小さじ1/2を熱し、煮立ったら水溶き片栗粉を加えて混ぜる。
2.フライパンに油大さじ1を熱し、玉ねぎを炒める。しんなりしたら、溶き卵を加える。少し固まったらツナの缶汁をきって加え、大きく混ぜる。半熟になったら器に盛り、1をかける。
(1人分353kcal、塩分1.4g 調理/松田美智子 栄養計算/スタジオ食)
いつもの卵炒めに甘酢あんをかけると、たちまちご飯に合う贅沢な一品に。甘酢あんは家にある調味料で簡単に作れます。ツナの旨みと玉ねぎの食感があとを引くおいしさ!
買い物に行きたくない日の卵料理は他にもいろいろ。まだあるおすすめのアイデア4つをご紹介します。
ゆで卵とじゃがいものグラタン
買い置き食材だけで作れるボリュームグラタン。ホワイトソースも缶詰に頼れば簡単です。パン粉がない場合は食パンをミキサーにかけるか、冷凍した食パンをおろし金で削れば生パン粉になりますよ。
にんじんとさばのボリュームしりしり
さば水煮缶のストックがあるなら、溶き卵と細切りにしたにんじんと一緒にレンジにかけてしりしりに。オイスターソースとごま油の風味豊かな味つけでご飯が進みます。
高野豆腐とにらの卵とじ
高野豆腐は大豆イソフラボンやミネラルを豊富に含んだ優秀食材。だし汁で煮て卵でとじれば、ほっとする和風のおかずに。
はるさめかに玉
かにかまたっぷりの卵液に、はるさめを加えてボリュームアップ。両面きつね色になるまで焼いたら、ケチャップベースの甘酢をかけて。
近頃は突然の雷雨に見舞われることもあり、予定が立たないこともしばしば…。ストック食材は、忙しい日の自分を助けてくれる夕飯作りの強い味方です!
文=齋藤久美子(栄養士)