疲れてへとへとな日は、調味料をはかることすら面倒くさい…。そんな時こそ「めんつゆ」の出番です。旨味成分が豊富なめんつゆは、煮もの、炒めもの、蒸しものと何に使っても、ちゃんと家族が「おいしい」と思える一品に仕上げてくれる万能調味料。めんつゆだけで味が決まれば、失敗を恐れることもありません。
豚バラと小松菜のめんつゆ炒め
【材料・2人分】
豚バラ薄切り肉…200g、小松菜…1わ(約180g)、まいたけ…1パック(約100g)、めんつゆ(3倍濃縮)…大さじ１と1/2、片栗粉
【作り方】
1.小松菜は茎は5cm長さ、葉は1.5cm幅に切る。まいたけは食べやすい大きさにほぐす。豚肉は10cm幅に切る。
2.フライパンに豚肉を入れて片栗粉大さじ1/2をまぶし、全体に広げる。強めの中火にかけ、両面に焼き色がつくまで炒める。まいたけを加え、焼き色がつくまで炒める。
3.小松菜とめんつゆを加え、全体にからめながらざっと混ぜる。
（1人分409kcal、塩分1.7g 調理／上島亜紀 栄養計算／スタジオ食）
豚肉、まいたけ、小松菜の順にさっと炒めて、めんつゆを加えるだけ。ご飯も進む10分おかずです。味がよくからむように、豚肉にはあらかじめ片栗粉をまぶしておいて。
めんつゆで味が決まるおかずは他にもいろいろ。まだあるおすすめのアイデア4つをご紹介します。
新玉ねぎと厚揚げのさっと煮
ふたをして5分、ふたを取って5分煮詰めれば完成。おろししょうがを加えれば、風味が格段にアップ。
豆腐とにらの卵とじ
軽く水切りした豆腐（レンジで行うと簡単！）とねぎをさっと煮たら、にら、溶き卵を回しかけて火を止め、2分ほど蒸らします。あっさりおいしい一皿はダイエットにも◎。
味しみとりじゃが
肉じゃが風の煮ものも、めんつゆだけで十分おいしく！ 最後にごま油をまわしかけて香り豊かに仕上げます。
豚肉となすのめんつゆ煮
なすは味がしみこむように、表面に斜めに切り込みを入れて。豚肉は煮てもやわらかく、旨みも豊富な豚バラを使います。なすは油と相性がいいので、ごま油でさっと炒めてから煮ると栄養価もアップ。
めんつゆは開封してしまうと思っているほど日持ちしないため、開封後は冷蔵庫で保存して早めに使い切りましょう。ストレートタイプよりも濃縮タイプのほうが長持ちしやすいですよ。
文＝齋藤久美子（栄養士）
