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何を入れておけばいい? 常備薬のほかに救急箱に備えておくと安心なものとは

  • 2022年1月18日
  • レタスクラブニュース


「頭が痛い」「のどが痛い」「急に寒気が…」こんなとき、薬を飲もう思ったら使用期限が切れていた…なんてことはありませんか? 常備薬はいざというときに使えないと困ります。この機会にぜひ見直してみてくださいね。

今回は、「常備薬のほかに、救急箱に備えておくとよいもの」をお届けします。

教えてくれたのは▷竹中孝行さん

薬剤師。株式会社バンブーの代表取締役として薬局や介護、美容事業を運営。薬の指導や健康全般のアドバイスはもちろん、薬局や薬剤師のことを広く知ってもらうため、ウェブメディアやイベントなどで発信中。

まずは常備薬の状態をチェック!



■▷使用期限切れは即処分!
市販薬によって使用期限が異なるため、半年に1回程度は中身の見直しをするのがベスト。「使用期限切れの薬は服用しないこと。期限内であっても開封ずみの薬は注意が必要です。目薬や軟こうなどは開封して時間がたつと雑菌が繁殖することもあるので処分」

■▷なくなった薬がないか確認!
薬を備えていても、いざというときに「あの薬がない!」となることも。「のみ切ってすぐに購入できればいいですが、うっかり忘れることもあるので、そういう意味でも定期的な見直しが大事。年末の大掃除の時期になど、自分のタイミングを決めて」

■▷処方薬は使い切りがベスト!
「定期的に処方してもらっている薬以外は、そのときの症状に合わせて処方しているもの。基本的にはのみ切ることが大事ですが、もしのみ残しがあるときは処分か、服用を迷ったときは薬剤師に相談を」。大人用に処方された薬を子どもに服用させるのもNG。


救急箱に備えておくと安心なものリスト

ちょっとしたケガなら家で処置したいし、発熱時に動けない、災害時にはすぐに病院に行けない、なんて状況になることも。そこで常備薬以外にも、救急箱の中に最低限揃えておきたいものをまとめました。

■CHECKLIST
□ばんそうこう
□ガーゼ
□包帯
□テープ
□綿棒
□冷却シート
□氷のう
□ミネラルウォーター
□経口補水液
□ピンセット
□はさみ
□三角巾や手拭い

切り傷などのケガが多い家庭は応急セットを!



子どもが転んでひざをすりむいたり、包丁でうっかり手を切ったりなど、日々のちょっとしたケガ用に。

「ばんそうこうやガーゼ、包帯、テープなどはもちろん、耳の中や小さな傷に軟こうを塗るときのために綿棒を。ピンセットやはさみ、とげ抜きなども一緒に入れておくと、処置のときにサッと使えます」

発熱時や高齢者のために脱水予防の備えも



発熱時には、冷却シートや氷のうなども必須。

「脱水症状にもなりやすいため、ミネラルウォーターや経口補水液、スポーツ飲料などがあると水分補給に効果的。高齢者はのどの渇きに気づきにくいので、熱中症の時期だけでなく冬でも注意を。ボトル類は救急箱に入らないので、ほかの食品と一緒に保管」

災害時を想定したグッズも忘れずに!



「ミネラルウォーターは発熱時や災害時の飲料水のほか、水道が使えないときにケガをした患部を洗い流すのにも重宝します。三角巾や手拭いは何枚か備えておくと、包帯やタオル、氷のうの代わりなど幅広く使えて便利。ケガ用の応急セットは災害時にも役立つので、常備薬とともに救急箱に備えて」

*  *  *

自分や家族の体質に合わせて備えることが大事ですね! 三角巾や手拭いなどは、一度揃えればしばらく保管しておけるので、いざというときのために救急箱に追加しておきたいものです。

イラスト/タカヒロコ 編集協力/鈴出智里

【レタスクラブ編集部】

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