炊き込みご飯の具は何がお好きですか? さまざまな具のうまみをお米に吸わせる炊き込みご飯は、和食の懐の深さがわかる一品。今回はストック食材で作れる「さば缶の炊き込みご飯」をご紹介。使い勝手のいいさば水煮缶は、栄養もたっぷり。骨ごと食べられるので、不足しがちなカルシウムもしっかり摂れます。といだお米の上に具材をのせたら、あとは炊飯器のスイッチを押して普通に炊くだけだから、面倒な手間は一切なし! 塩昆布を入れれば、調味料もいりません。
さば缶の炊き込みご飯
【材料・作りやすい分量6人分】
無洗米…3合、さば水煮缶…1缶(約200g)、おろししょうが(チューブ)…3cm、塩昆布…20g
【作り方】
1.炊飯器に無洗米を入れ、さばの缶汁を加えてから、3合の目盛りまで水を入れ、さっと混ぜる。
2.ほぐしたさば、塩昆布、おろししょうがをのせ、炊飯する。
3.炊き上がったら、全体を混ぜ合わせる。好みで万能ねぎの小口切りを散らしても。
(1人分354kcal、塩分0.9g 調理/牧野直子 栄養計算/スタジオ食)
炊き込みご飯を作る時は、具材は上にのせるのが鉄則。炊飯前に混ぜ込んでしまうと、具材がじゃまをして炊き上がりにムラができてしまいます。炊飯器の水加減は具材をのせる前に調整を。調味料を入れてから水を入れて目盛りを合わせると、ご飯がベチャッとするのを防げます。香ばしいおこげを楽しみたい場合は、炊飯器の炊き込みモードで炊いてみて。
文=齋藤久美子