誰でもすぐ作れるようになる、日本一優しいプラモ入門本!
人気プラモYouTuber・香坂きのさんが、プラモの基礎を徹底紹介する『誰でも驚くほど簡単に上達 プラモはじめます!』。自宅で簡単にできる趣味を探している人や、子どもに楽しくモノづくりを教えたいお父さん&お母さん、プラモをもっと上手に作りたい人にはぴったりの一冊です。
作ったプラモをシャーペンやマッキーを使って色を塗ったり、スポンジを使って汚してみたりと、家にあるアイテムを使ったアレンジテクニックも掲載している本書から、家で楽しめるプラモの魅力をご紹介します。
※本記事は香坂きの著の書籍『誰でも驚くほど簡単に上達 プラモはじめます!』から一部抜粋・編集しました
基本の作り方を知ろう
手順を追っていけばきちんと完成するのがプラモのいいところ!
あせらずに楽しみながら組み立てよう。
■01 説明書をしっかり読む
プラモを作り始めるとき、まず最初に付属の説明書に目を通そう。最初から最後まで読むと組み立てミスも少なくなり、説明書に書いてあるとおりに作るだけで必ず完成する。
【ここに注意】
説明書には、注意すべきところにこのようなマークが入っている。あとで組み立てるもの、パーツを選んで作るものなど、細かく分けられているので、把握するところから始めよう。
1. 先に組み立てる
2. あとで組み立てる
3. 向きに注意して取り付ける
4. 2種類あるパーツのどちらかを選んで取り付ける
※メーカーによってマークが違う場合があります
■02 組み立てるパーツを探す
説明書を見ながら、どのパーツを使うのかもチェック。ランナーに刻印されているランナータグ(ランナーごとの識別記号)やナンバータグ(パーツごとの番号)を確認しよう。
■03 パーツのゲートを切り離す
パーツを傷つけないように、パーツから少し離れた場所をニッパーで切っていくのがポイント。1回で切り取ろうとすると、ニッパーの刃がパーツを傷つけてしまうことも。
【ここに注意】
すべてのパーツをランナーから切り離すとパーツ番号が分からなくなってしまうことも。プラモ作りに慣れていないうちは、手順に合わせて使うパーツをひとつずつ切り離していくと分かりやすい。
【ここに注意】
この写真はランナーに似ているが、よく見るとパーツの一部になっている。左の写真の位置で切り離すのが正しいのだが、間違えてしまう人も多いので注意しよう。説明書でパーツの形を確認しながら切り離すようにすれば防げる。
■04 二度切りする
ランナーから切り離した直後は、ゲート跡というランナーと繋がっていた部分がパーツ側に付いている状態。残っているゲート跡は組み立てる前に、ニッパーを使って二度切りし、きれいに処理しておこう。
■05 ゲート跡をやすりやデザインナイフで整える
ゲート跡の処理には、ニッパーによる二度切りだけでなく、デザインナイフややすりを使うのも手。ニッパーでは切れない小さなゲート跡は紙やすりで丁寧に削っておく。
■06 デカール(シール)を貼る
デカールは細かいので、ピンセットでつまみ、該当の箇所に優しく置くように貼る。そのあとで、綿棒やつまようじを使って上から押すときれいな仕上がりに。
■07 説明書どおりに組み立てる
前述の手順に気をつけながら切り離したパーツを説明書どおりに組み立てれば、プラモは完成。組み立てたあとは、塗装やジオラマ作りなど、本書にのっているテクニックにもチャレンジしてみよう!
完成!
■組み立てるだけでも満足度が高い!
使用プラモ
HG 1/144 マジンカイザー(INFINITY Ver.)
著=香坂きの/『誰でも驚くほど簡単に上達 プラモはじめます!』(KADOKAWA)