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このままでは貧困が繰り返される!学校に行けずに働く子どもの多さに驚愕/数字でわかる! こどもSDGs

  • 2021年8月10日
  • レタスクラブニュース




貧困、差別、環境破壊、戦争・紛争など、世界にはさまざまな問題があります。いま日本は世界から見ればとても平和な国で、普段の生活ではこれらの問題を感じることは少ないかもしれません。しかし、日本は海外から食料や石油などのエネルギー源をたくさん輸入しています。困っている国を助け、困っていたら助けてもらう―。その関係性が、10年、20年先の世界全体の未来につながります。自分にできることを知るために、まずは世界共通の目標「SDGs(持続可能な開発目標)」を知ることから始めてみませんか?



「こども地政学」「こども統計学」シリーズ累計12.5万部突破!著:バウンド 監修: 秋山宏次郎による、『数字でわかる! こどもSDGs 地球がいまどんな状態かわかる本』では、わかりやすいイラストやクイズを通してSDGsを解説してくれています。今回は「 このままでは貧困が繰り返される!学校に行けずに働く子どもの多さに驚愕」のパートをお送りします。

※本作品は著 バウンド・監修 秋山宏次郎の書籍『数字でわかる! こどもSDGs 地球がいまどんな状態かわかる本』から一部抜粋・編集しました

学校に行けずに働くこどもは世界に何人いる?




ネパールのレンガ工場でレンガを運ぶ少女。学校で勉強できなければ、将来就ける職業が限られるので、貧困から抜け出すのが難しくなってしまいます。

■考えてみよう
・こどもが働いてはいけない理由は何だろう?
・なぜ、こどもは学校に行かなくてはいけないの?

学校に行けずに働くこどもがたくさんいる!

 日本では6歳になると小学校に行くのが当たり前です。ところがUNICEFによると、世界には児童労働に従事する5~17歳のこどもが約1億5200万人もいるとされています。2000年には、2億4550万人でしたから減る傾向にはありますが、依然たくさんのこどもが児童労働に従事していることには変わりません。

 とくに発展が遅れているアフリカでは、5~17歳のこどもの19.6%(約5人に1人)が児童労働に従事しています。
 学校に行って勉強したほうが将来いい職業に就いて豊かになる可能性は上がります。ところが、学校に行ったことがない親のなかにはその大切さに気づかず、こどもを学校に行かせない親もいます。親が学校の価値に気づいていても生きていくのに精いっぱいで、こどももたくさん働かないと暮らしていけない家庭も多くあります。

 学校に行って教育を受けなければ、大人になっても貧しいままの可能性が高まります。こうして、親から子へ世代を超えて貧困が繰り返される「貧困の連鎖」が起こってしまうのです。



■地域別の児童労働者数(2016年)



世界には約1億5200万人の児童労働者がいます。アフリカではこども全体のなかの19.6%、アジア太平洋では7.4%のこどもが児童労働者です。

著=バウンド・監修=秋山宏次郎/『数字でわかる! こどもSDGs 地球がいまどんな状態かわかる本』(カンゼン)



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