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暑い日はキッチンに立つ時間を短くしたい!夏の時短に使えるのは「豚しゃぶ肉」でした

  • 2021年5月23日
  • レタスクラブニュース


暑い夏、熱のこもりやすいキッチンでの作業は本当に大変ですよね。エアコンも届きづらくて気づけば全身汗だくになっていることもしばしば…。夏こそ調理にかける時間を短くしたいと考えている人は多いのではないでしょうか。
そこでレタスクラブでは、子育て中の主婦(回答246人)にアンケートを実施。夏の食事作りで困っていることを聞きました。

暑い夏はできるだけ時短したい!だけど気になる栄養バランス…




夏の食事作りで困っていることを聞いたところ、「調理時間を短くしたい」と答えた人が65.4%。それに次で「調理時に暑い」と答えた人が63.8%という結果に。やはり多くの人が夏の暑い時期、キッチンに長時間立つことを苦痛に感じているようです。

そのほか「うどんやそうめんばかりになってしまう」「夏バテで家族の食欲が落ちて料理が余りがち」「カレーや肉丼などスタミナ系ばかりで野菜不足にならないか心配」といった声もありました。




夏に食べたくなる料理の味付けは「さっぱりしたもの」が71.1%と圧倒的。その理由としては、「暑くて食欲がないから」という声が多くあがりました。「酸っぱいもの」「辛いもの」「スパイスが効いたもの」といった食欲を増進させる刺激系の味付けも人気のようです。




夏に作るメニューで重視しているポイントを聞くと、「栄養バランスがとれるか」が67.1%、「時短できるか」が65.9%という結果に。時短をしつつも栄養バランスまでしっかり考えたいという本音が明らかになりました。



夏になるとよく作るレシピとして、「そうめん」40.2%、「冷やし中華」24.8%、「冷たいうどん・そば」11.8%、「豚しゃぶ」8.5%、などが挙げられました。

ツルッと食べられる麺類が上位を占めるなか、さっぱり食べられる肉料理である豚しゃぶが4位に。「手早く作れる肉料理だしスタミナをつけたいから」という声がありました。

火通りのいい豚しゃぶ肉は夏のキッチンで大活躍!

暑い夏の食事作りはできるだけ時短したいけど、夏バテを予防するためにも栄養バランスは気にしたい…そんな声が聞こえてきた今回のアンケート。そこで料理家の高山かづえさんに、暑い夏におすすめのメニューを聞いてみました。



「短い時間で調理できることに加え、夏バテ気味でもさっぱり食べられることを考えて私が最推ししたいのは「豚の冷しゃぶ」です。
豚しゃぶ肉は薄くて火通りがよく調理の時短につながります。また、肉の茹で汁に好みの野菜を加えればスープにアレンジして活用できるので、一度の調理でメインと汁物が作れるという利点も。栄養バランスもばっちりで食欲のない夏にぴったりのメニューだと思います。


ただ、冷しゃぶにすると肉のパサつきが気になることがあると思います。そんなときにご提案したいのは「片栗粉」を使った小技です。
お肉に直接片栗粉をまぶす手法はよくあるのですが、しゃぶしゃぶ肉は薄くて枚数が多いので作業が大変ですし、肉がぽってり重くなってしまいますよね。そこで、肉ではなく茹で汁のほうに少しだけとろみをつけてみてください。

片栗粉を入れすぎると肉のアクが落ちないので、お湯が揺れたときにほんの少しとろみを感じる程度、ごく少量だけ加えるのがポイントです。茹で汁に片栗粉と塩を加えることで、お肉から旨味が逃げず、冷めてもパサつかず美味しくいただくことができますよ。

6月25日発売の7月号では、ほかにも豚しゃぶ肉を使ったいろいろなメニューをご紹介しています」

定番のそうめんはアレンジを加えてマンネリ解消!冷たいパスタも



今回のアンケート結果では、夏によく作るメニューとして、そうめんや冷やし中華、冷たいうどん、そばなどの麺類が多くあがっていました。麺類は手早く作れてツルッとさっぱり食べられるのがいいところ。ただ、夏は麺類が多くて飽きるという声も多いですよね。

「たとえばそうめんなら、ごま油を加えたり薬味を工夫したり、毎食ほんの少し変化をつけるだけでも味のバリエーションを演出することができます。こういった定番のメニューは大きく調理方法を変えようと思うと面倒になって尻込みしてしまうから、簡単なアレンジを楽しむ精神でいろいろ試してみるのがいいと思います。

また夏に食べたい麺類としては、冷たいパスタもおすすめです。カッペリーニのような細いパスタは茹で時間が短いのも嬉しいところ。タコの刺身や明太子などの火を使わずに食べられる具材をあわせてみたり、トマトやレタスをあえてサラダパスタにしてみたり。新鮮な野菜やタンパク質たっぷりの魚介をあわせれば、満足度もあがって麺類のバリエーションを増やすことにつながると思います」

余った野菜をじゃんじゃん入れてシンプルな冷製スープに



「私自身がよく作るのは、余り野菜を煮込んだ冷製スープです。余った野菜をなんでも一口大に切って鍋に入れ、かぶるくらいの水を入れて蒸し煮にするだけです。

野菜から出汁が出るので、味付けは塩のみでOK。旨味の強いたまねぎを必ず入れるのがポイントで、それ以外の野菜はミニトマトやセロリ、蒸し大豆、かぼちゃなどがおすすめです。加える野菜の種類は多いほど、それぞれからの旨味が出て深みのある味に仕上がりますよ。

動物性のタンパク質を使っていないから、冷蔵庫で冷やしても油が固まらず、翌日以降もおいしく食べられます。野菜の水分を逃さないために必ず蓋をして、野菜がとろっとするくらいしっかり煮こんでくださいね。

栄養たっぷりの野菜スープが作れて余った野菜の処理もできるという一石二鳥のメニューです」

単純作業を同時進行してキッチンに立つ時間を短く



「キッチンに立つ時間を短くするためには作業効率を考えながら調理することも大切です。私の場合は調理中に他の単純作業を同時進行することで時短になるよう工夫しています。

たとえば野菜を洗うときはその日に使う分だけじゃなく、翌日以降の分も一緒に振り洗いしてビニールに入れておきます。そうしておくと、次に使う時はそのままポイッと鍋に入れるだけ。先ほどご紹介した野菜スープも、じっくり煮ている間に何か他の作業ができますよね。

ただあまり張り切って全ての下ごしらえをやってしまおうと考えだすと、途端に面倒になってしまうと思うので、ついででやる作業に関しては「洗う」「煮込む」などのごく単純なものにしておきましょう。単純作業でできることを並行してやっておけば、気持ちも楽になりますし結果的にキッチンに入る時間が短くなると思いますよ」

文=宇都宮薫

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