豚肉は使い勝手のよさから、ついつい多用してしまう食材。定番の味つけに飽きてしまったときは、「ごま」を足して変化をつけてみるのはいかがでしょう? 独特のこうばしい香りに、思わず食欲をそそられること間違いなし。晩ごはんの一品としてはもちろん、お弁当のメインおかずとしても活躍してくれますよ。
豚肉となすのごまだれ炒め
【材料・2人分】
豚こま切れ肉 180g、なす 2個、ごま油、塩、こしょう、ごまだれ(白いりごま、しょうゆ、酒、みりん 各大さじ2、砂糖 小さじ1、片栗粉 小さじ1/3)
【作り方】
1. なすは長さを半分に切って六つ割りにし、水に約3分さらして水けをきる。ごまだれの材料は混ぜ合わせる。
2. フライパンにごま油大さじ1と1/2を強火で熱し、なすを炒める。しんなりしたら端に寄せて中火にし、あいたところに豚肉を入れ、塩、こしょう各少々をふる。肉の色が変わるまで炒め、ごまだれを加えて煮からめる。
(416Kcal、塩分2.9g)
片栗粉でとろみをつけたごまだれが、なすと豚肉にほどよくからみます。片栗粉は器の底に固まらないよう、フライパンに入れる前にしっかり混ぜておきましょう。なすの旬はもうじき終わってしまうので、今のうちにぜひ作ってみてくださいね。
重ね豚肉のごまこしょう焼き
豚肉の表面にたっぷりとごまをまぶしつけるのがポイント。せん切りにした青じそを最後に散らせば、より風味がアップします。
豚肉のごま焼き
風味をよくするため、下味には「はちみつ」を使用。豚肉によくもみ込み、5分ほどなじませてから焼いていきましょう。
豚肉のごまだれ焼き
たった10分で用意できるスピードメニューです。たれは汁けが少ないので、肉全体に手でしっかりとまぶしておくこと。
豚肉のささっとごま炒め
野菜は火の通りにくいものから順に入れ、そのつど炒めるように。ちょうどよい食感に仕上がり、シャキシャキとした歯ごたえを楽しめます。
ごまは良質なたんぱく質やカルシウムなどをたくさん含んだ食材。“ちょい足し”するだけで料理の栄養価も上がるので、積極的に活用してみてはいかが?
文=田中律