肩をさすりながら、こりを感じている人は、脇の下がこっているのかもしれません。
実は、脇の下周辺は「リンパ節」がたくさんあるので、脇の下がこるとリンパ液の流れが滞りやすく、肩こりなど辛い症状の原因にもなります。
そこで今回は、脇の下をほぐして、こりを解消する簡単なストレッチをご紹介します。
脇の下がこっているかどうかは、普段の姿勢からも推測できます。デスクワークやPC作業、スマホなど脇を締めた状態が長い人は、こっている可能性大です。
もしくは、実際に脇の下に親指を添え、肩甲骨側に残った4本指を添えて、脇を中心に揉んでみてください。
痛ければ、こっている証拠です。
こりを生じさせる筋肉
脇の下に付着している大きな筋肉は主に2つ。前側は、胸の大きな筋肉である「大胸筋」
後ろ側(肩甲骨のふち)は「前鋸筋」という筋肉になります。この大胸筋が硬くなると、肩甲骨の動きが悪くなり肩こりの原因にもなると言われています。
前鋸筋は肋骨から肩甲骨の内側についているので、硬くなるとダイレクトに肩甲骨の動きが悪くなります。背伸びや身体を伸ばしたいと思ったら、脇の下がこっているのかもしれないので、まずは親指で脇の下を揉みほぐしてみてください。
このストレッチは、脇の下、喉を伸ばし上半身のつまりをなくして、むくみやこりを解消します。
日常生活で喉を伸ばす動作はほとんどありませんよね。しかしLAR世代は、顔や首のたるみも気になる年頃。特にスマホ利用時間が長い人は、目線が下がり顔はたるみ、あっという間に二重あごになりかねません。
このストレッチは、とても簡単でどこでもできるので、気軽に始めてみてください。
期待できる効果
・二重あご改善予防
・あごのラインがスッキリする
・肩こり改善
・ブラにハミ肉の引き締め
■実践回数&期間
週に4回を目安に実践。ボディラインの変化を感じられるようになります。
やり方
座るか立つはどちらでもOKです。
(1)両指を絡め手の甲を顎の下に添えます。この時、肩が上がり過ぎないように注意してください。
(2)そのまま息を吸いながら、両肘を上に押し上げ、脇腹や脇の下を伸ばします。
(3)息を吐きながら、両肘を胸の前に引き寄せます。この時も肩を下げる意識で動作してください。
(4)ゆっくり両肘であごを押しながら目線を天井方向に向け、喉を伸ばします。
2〜4回をゆっくり3回繰り返してください。
いかがですか? 首に痛みを感じる人は、目線を下げるなどして無理のない範囲で動作してください。
(株式会社ボディクエスト YOGAエクササイズディレクター 森和世
ボディクエストのエクササイズディレクターとしてワークアウト開発に携わると同時に、YOGAスタジオやスポーツクラブなどで指導にあたる。著書に「幸せ美人になるための5日間レッスン」など。)
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