水からなの?お湯からなの?とか、卵は冷たいままでいいの?それとも常温に戻すの?などなど、正解を求め、あれやこれやと試してきた「ゆで卵」の作り方ですが、いよいよ終止符が打たれたように思います。
テレビ番組で紹介されていたこの方法。これまで5万5000個のゆで卵を食べてきた“ゆで卵のプロ”が導き出したレシピということで信頼できそう。失敗しない卵の選び方と作り方のポイントに従い、実際に作ってみたのでレポートします!
最強のゆで卵作りでは、卵の状態やサイズが重要なカギを握ります。
産みたての新鮮な卵には炭酸ガスが入っているので、殻がくっついて剥きにくくなるそうです。最近は卵のパックに採卵日が表示されている場合も多いですが、買ってから3日以降がベスト。
卵が冷えたままだとお湯との温度差で殻が割れて中身が出てしまう可能性あり。常温に戻してからゆでます。
白身と黄身の黄金比から見ると、Mサイズが一番おいしいのだそう。卵はサイズによって黄身はほとんど変わりませんが、白身の量が変わってきます。ちなみに、Mサイズは重量が58g以上64g未満です。
3つのポイントにそって半熟卵を作ってみます。
うちにあった無印良品の画びょうを使いました。卵をしっかり手で持って、殻に画びょうをぶすっと刺せば完了。
蓋をして加熱します。
蓋の蒸気穴から湯気は出ますが、あまり強火だと蓋がガタガタ浮いてくるので、中火ぐらいがちょうどよかったです。
3.6分30秒ゆで、すぐに氷水で冷やす。
黄身に火が通りすぎないように、氷水で速やかに冷やします。6分30秒は卵を鍋に入れてからの時間です。
出来ました!
黄身とろっとろ、白身ぷりんぷりん。理想的な半熟卵になりました♪
おなじみの硫黄のような臭みがないように思いました。いつものスーパーで買った卵ですが、炭酸ガスが抜けてるからか、ちょっと美味しくなってました!
殻は、卵のおしりをテーブルに打ち付けてヒビを入れて薄皮を少しむいたら、あとは一気につるりん♪
こんなに簡単に剥けるのって、ホント気持ちいい~。
半熟卵は大成功!続いて、しっとり固ゆで卵、固ゆで卵も作ってみます。
◎半熟…6分30秒
◎しっとりした固ゆで…8分30秒
◎固ゆで…10分
黄身の真ん中だけが絶妙なねっとり具合で、ちょうどいい仕上がりになりました!これくらいが一番好きかも♡
白身は相変わらずぷりんぷりん。黄身はホクホク食感です。固ゆで卵は、サラダとかお料理に重宝しますね。
最強のゆで卵の作り方は、ストレスフリーな作り方だった!
炭酸ガスを抜いたことで、ゆで卵特有のニオイも少なく、黄身だけじゃなく白身もぷりぷりしておいしかったです。
味もさることながら、一番気に入ったのが、ストレスフリーなところ!
「卵がかぶるくらいの水」を信じていたときには、なかなか沸騰しないことがストレスでした。そして殻を剥くときも。うまく剥けず結局、白身がボロボロになって、ギャーって捨てたくなるときも(食べたけど)。あれは鮮度のいい卵だったんですね。
ストレスフリーなゆで卵の作り方。みなさんもぜひ試してみてくださいね
取材・文/暮らしニスタ編集部 近藤
※暮らしニスタの過去の人気記事を再編集して配信しています。