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保冷剤が長持ちする方法とは?【家にある4つで実験】

  • 2021年8月3日
  • 暮らしニスタ

こんにちは。家事コツ研究員のAikoです。

食品を冷やすときなどに使う「保冷剤」。夏場のお弁当や食材の買い物などで保冷バッグの中に入れて使うという人も多いと思いますが、暑いと解けるのが早くて困りませんか?

保冷剤をタオルや新聞で包むと解けにくいイメージですが、もっとも長持ちするモノってなんだろ??

今回は、どの家にもありそうな物4つを選び、どれが一番解けにくいか=保冷力が長持ちするのか、実験してみました!

身近な4つの素材で実験!

今回ピックアップしたのは、
左から「タオル」「プチプチ」「アルミホイル」「新聞紙」です。

保冷剤の解け具合を計測するのは難しいため、保存容器ごと凍らせた「氷」を使って、保冷力を比べます。

実験方法
・同じ大きさの保存容器に水150gを入れ凍らせた物を包む
・大きさは35cm×35cmに統一(アルミホイルだけ幅が足りなかったので25cm×45cm)
・室温24℃で2時間半放置

検証方法
・保存容器の中で解けた水の重さを計測して比較

それでは実験スタートです。結果はいかに!?

【4位】アルミホイル

なんと、ワーストは「アルミホイル」。
保存容器の中の氷150gに対して、解けた水は83g。約半分以上の氷が解けたことになります。

保冷剤の内側にも使われているし、なんとなく強そうなイメージでしたが、最下位に終わりました…。

アルミホイルは熱伝導率が高く、温度が伝わりやすい特徴を持っています。保冷バッグの内側はアルミ素材になっており、冷たい保冷剤と一緒に包むと保冷バッグ全体に冷たさが伝わります。

【3位】新聞紙

保存容器の中の氷150gに対して、解けた水は62g。

古くから、家事の相棒のごとく重宝する「新聞紙」。包んだ物と新聞紙の間に空気の層ができるので保冷効果はけっこうあるそうですが、気になった点も…。

結露で部分的に新聞紙が濡れてしまい、持ち上げたときに少し破れてしまいました。

数枚重ねれば保冷剤の解けにくくなりそうですが、結露必至のため紙は分が悪そうですね。

【2位】タオル

保存容器の中の氷150gに対して、解けた水は56g。
保存容器の中の約3分の2もの氷が解けないで残っていたことになります。

一般的なタオルは、ループ状のパイル糸が織り込まれているので、厚い空気の層ができます。なので、使い込まれてバサバサのタオルより、新しくてフワフワ柔らかいタオルの方が、保冷効果があるそうです。

ここでも、空気の「層」が勝因!保冷力キープのカギはここにあるようですね。

【1位】プチプチ!

保存容器の中の氷150gに対して、解けた水は44g。

堂々の1位は「プチプチ」でした!

プチプチは正式名称「気泡緩衝材」。これはまさに「空気のカタマリ」、最強か。衝撃から守るための気泡が厚い空気の層になることで冷気が逃げにくくなったようです。

保冷剤の最強パートナーは「プチプチ」!

保冷剤を「プチプチ」で包むのが最も解けにくく、保冷力が長持ちすることがわかりました。

お弁当用などあらかじめ保冷力をプチプチに包んだ状態で冷凍庫に入れておくとすぐ使えるので便利ですね。

※個人的な実験なので効果を保証するものではありません。ご了承ください。

文・写真/Aiko

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