黒法師と言われるとなんだか悪い法師のようなイメージが浮かびます。
黒法師の見た目はまさに黒い葉をつける姿が一輪の花のように見えます。
今回は黒法師についてご紹介していきます。
黒法師とは、アエオニウム属に分類され学名も「アエオニウム」と呼ばれています。
アエオニウムには古代ギリシャ語の「Aionion(アイオニオン)」という言葉が由来とされています。
この言葉には「不死」という意味があります。
原産地を北アフリカとし、約35種類が存在しておりその中の一つが「黒法師」となっています。
黒法師以外の品種には、サンバースト、ムーンバースト、夕映えなどがあります。
黒法師だけでなくその他のアエオニウム属には葉が下から枯れて先端部分だけにロゼッタ状につきます。
黒法師の葉の色が紫色から黒色という色をしています。
どちらかと言えば赤紫色に黒色を混ぜたような印象があります。
また、葉の生え方にも注目していただきたいです。
ロゼッタ状に生成された葉が茎の上の方だけで生えます。
その葉の色や生え方から一つの花が咲いているように見えるのです。
黒法師を含むアエオニウム属は多肉植物の仲間となっています。
黒法師は本当の花も咲かせます。
全体が黄色に染まったひまわりのような小さい花がたくさん咲きます。
黒法師は葉が赤紫に黒のバリエーションを加えたような色をしているとご紹介しました。
次にご紹介するのは「まだら黒法師」です。
葉に班が入った黒法師ですが、葉の色が緑色や黄緑色をしています。
そこに赤紫や黒の班が入るような特徴を持っている多肉植物です。
ただ、ロゼッタ状に葉が生えてくるところは一緒で、少し細長い葉になります。
多肉植物の仲間である黒法師についてご紹介しました。
見た目からして怪しい印象がある黒法師をぜひ育ててみてください。
※トップ画像はPhoto by B子さん@GreenSnap