土のいらないエアープランツは、初心者にも人気の観葉植物です。エアープランツには数百という種類がありますが、その中でもよく目にするチランジア・ジュンセアをうまく育て、おしゃれにディスプレイする方法をいくつかご紹介します。
エアープランツという名前で広く流通しているチランジアですが、実はこの2つには違いがあります。
チランジアとは中南米を中心にインド諸島に自生する植物で、ブロメリア科チランジア属というのが正式な名前です。チランジア属の植物は約700種類も存在するといわれており、ショップなどでよく見かけるエアープランツはその中の一つになります。
さらにエアープランツは銀色の葉をもつ銀葉種と緑色の葉をもつ緑葉種に分けられています。チランジア・ジュンセアは一見緑色の葉をもっているように見えますが、銀葉種です。
同じチランジアでも、銀葉種と緑葉種で性質が違います。銀葉種は直射日光に強く湿気を好まないとされており、緑葉種はその逆です。ですので育てる場所としては明るい窓際が最適でしょう。
そして湿気にあまり強くないので風通しの良い場所か、たまに窓をあけて風を通す必要があります。水は霧吹きなどでしっかりと与えます。
昼間に水をあげると蒸れてしまう場合がありますので、夜に与える方が安心です。毎日与える必要はありませんが、水切れには注意しましょう。
チランジア・ジュンセアは軽量ですので、吊るしてディスプレイすることが可能です。流木や板などとの組み合わせはナチュラルインテリアとして注目されています。
吊るす場合は小さな流木か、パークチップやコルクボードなど軽量なものにしましょう。
用意した流木などにキリで穴を2箇所あけ、そこにチランジア・ジュンセアを針金で緩めに固定し、針金をしっかりねじったら完成です。針金の先に輪を作っておけば、簡単に吊るせます。たくさん作って吊るしてもおしゃれです。
チランジア・ジュンセアは土を必要としないので、自由自在にハンギングすることができます。材料が手に入りやすいことも魅力の一つですので、吊るすだけのインテリアをぜひ楽しんでみて下さい。
※トップ画像はPhoto by CUさん@GreenSnap