ヒヤシンスは球根のため、「花が咲いた後、よくわからずにそのまま花が枯れて終了」ということがありますが、管理をきちんとすれば、翌年以降もきれいに花を咲かせることができます。
その管理方法について紹介します。
ヒヤシンスは、耐寒性秋植え球根として、鉢植えや水栽培などで鑑賞されています。
原種本来の花色は紫青色ですが、園芸品種として様々な花色がつくられています。
球根は、9月下旬〜11月が植え付けの時期になります。
ヒヤシンスはたくさんの小さな花が次々に咲きますが、終わった花をそのままにしておくと、種を作るために栄養を使って株が弱ってしまいます。
また、傷んだ花びらが葉に付着すると、葉まで傷んでしまうこともあるため、傷んできた花を順に手で摘み取っていきます。
花茎は切ってしまうと断面から雑菌が入る場合があるため、花茎自体が枯れるまでは置いておきます。
葉も養分をつくるのに必要です。葉と花茎は切らず、花だけを取るようにしましょう。
5〜6月頃に葉が黄色くなってきたら球根を掘り上げましょう。
球根は周りの土をよく落とし、ネットなどに入れて風通しの良い日陰に吊り下げ保管します。
このとき、球根をしっかり乾燥させないとカビが発生して球根が弱ってしまうことがあるため、注意しましょう。
球根の掘り上げは2〜3年に一回を目安に行い、新鮮な用土に入れ替えます。
ヒヤシンスを翌年以降もきれいに花を咲かせるため、花後の管理をしっかり行いましょう。
※トップ画像はPhoto by まみちさん@GreenSnap