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第31回 エコ×エネ・カフェ「シェアリングエコノミーは社会を変えるか〜シェアが生み出す新しい価値」 開催速報

  • 2019年10月2日
  • 緑のgoo編集部
31回カフェ速報記事

 2019年9月26日(木)、第31回エコ×エネ・カフェ「シェアリングエコノミーは社会を変えるか〜シェアが生み出す新しい価値」を都内で開催しました。社会人から学生まで多様な人たちが40人ほど集まり、ゲストのトークから知見を深め、アイデアや意見を自由に交わし合いました。

 エコ×エネ・カフェは「エコロジーとエネルギーのバランスのとれた社会の実現」を目指し、ゲストの話をキッカケに気軽で真面目な対話を楽しみながら学び合うJ-POWERの社会貢献活動プログラムです。2009年から始まり今年で11年目、通算31回目を迎えました。

テーマは「SDGs」と社会を変える新しい動き

 本年度のエコ×エネ・カフェは、昨年度に引き続きSDGsをテーマに、社会をよくするために活躍する若い人たちをゲストに迎えて展開していきます。SDGsは、国連加盟国が2015年に全会一致で採択した「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にある持続可能な世界を実現するための国際目標です。
 今回のテーマは、「シェアリングエコノミーは社会を変えるか〜シェアが生み出す新しい価値」。豊かさや幸せの定義が変化する中、世界、そして日本ではどんな新しい動きが生まれているのでしょうか。知的に、クリエイティブに、持続可能な未来をつくるヒントを探求しました。

31回カフェ速報記事

ゲスト・トーク:シェアリングエコノミーは社会を変えるか〜シェアが生み出す新しい価値

 最近見聞きすることが多くなってきた「シェア(共有)」というキーワード。ゲストの石山アンジュさんは、シェアリングエコノミーを通じた新しいライフスタイルを提案し、自らも実践しながら、政府と民間をつなぐパイプ役として規制緩和や政策推進に取り組んでいます。
 便利さや効率性を求めて、多くのものを所有することによって個別化に向かう価値観に代わり、「所有よりも共有」「仕事や家、子育てや介護も誰かとシェアすることによって解決する」といった新しい価値観が生まれ、支持を得るようになりました。ITの進化によって個人間をつなぐプラットフォームが発展し、「シェア」が身近になったことで、働き方や人とのつながり方にも変化が生まれてきているようです。シェアリングエコノミーを通じて見えてきた新しい世界の姿に、多くの人が刺激を受け、可能性を感じ取りました。

31回カフェ速報記事 石山アンジュ(いしやま あんじゅ)氏
Public Meets Innovation代表。シェアリングエコノミー協会事務局長、内閣官房シェアリングエコノミー伝道師

ワールドカフェ:シェアリングエコノミーは、自分の暮らしにどのように関係する?

 会場からは「消費者の意識が、新しい経済のカタチを生み出していると感じました」「友達でシェアハウスに住んでいる人がいますが、自分はまだシェアにあまり慣れていないです。簡単なことから試してみようと思いました」といった声や「信頼できるかどうかわからないから少し怖い」という声、「シェアリングエコノミーの考え方が広がれば、働き方や暮らし方ももっと柔軟になりそうで可能性を感じます」「個人のスキルを活かして付加価値をアップしたサービスが生まれていきそう」などといったさまざまな意見が共有されました。

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エコ×エネ・カフェを終えて

 夏にエコ×エネ体験ツアー水力編に参加した大学生の榎本広平さんは「今までの経済モデルでは、いいものを多く買ってお金を使うことがいいという価値観でやってきましたが、いろいろなシステムもできて、そういう価値観は変わってくるのかなと思いました。
 シェアすることで働き方の選択肢を増やせば、我々はより幸せになるんじゃないか、いくつか居場所ができることで救われる気持ちになれるのではないかと思いました」と感想を聞かせてくれました。

31回カフェ速報記事

 次回の記事では、石山さんによるゲストトーク『シェアリングエコノミーは社会を変えるか〜シェアが生み出す新しい価値』の内容について更に掘り下げてご紹介します。全員参加のワールドカフェの様子についてもレポートしていきますので、ご期待ください。

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