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第5回 「適正技術と世界のエネルギー事情」&「情熱という名のエネルギー」高倉 弘二 氏

  • 2010年12月24日
  • 緑のgoo編集部
J-POWER エコ×エネ・カフェ

取材日:2010年11月26日 

「エコロジーとエネルギーのバランスのとれた社会の実現」。これは私たちの日常に密接に関係するとても重要な課題です。エコ×エネ・カフェはこのテーマについてゲストの話をきっかけに気楽で真面目な対話を楽しみながら学び合う場として2009年から始まったJ-POWERの社会貢献活動プログラムです。2年目となる今年度のテーマは「エコなエネルギーの使い方って何だろう」。エネルギーと暮らしの関係について「過去」「現在」「未来」という切り口から学びを深めていきます。

エコ×エネ・カフェ会場より
エコ×エネ・カフェ会場より
エコ×エネ・カフェ会場より

エコ×エネ・カフェにはJ-POWERとつながりを持ったさまざまな人が集まります。環境に関心がある人、過去にエコ×エネ体験プロジェクトに参加したことのある人、企業でCSRや環境に関わる仕事をしている人、普段はエコのことはあまり考えていないけれど友だちに誘われてやってきた人など、性別や年齢、活動分野を超えたさまざま人たちが集まってあるテーマについての意見を交わし、つながりや絆を育てていくことを大切にしています。

今年の夏、奥只見で開催された大学生ツアーに参加したことがカフェを知るきっかけになったという大学生の大石ゆうこさん(愛称”ゆうこ”)は、語学留学で訪れたヨーロッパで自然の美しさに触れ、環境に関心を持つようになったそうです。同じく大学生ツアーの参加者、桜井健太さん(愛称”サク“)は、大学で、J-POWERの社員が非常勤講師をしているクラスを受講したことがきっかけで、エコ×エネについて知ったとのこと。「奥只見ダムでの体験プログラムを通じてエコロジーとエネルギーの関係を具体的に学ぶことが出来て、環境への関心も高まりました」と話してくれました。

エコ×エネ・カフェ参加の動機を話してくれた大石さん
エコ×エネ・カフェ参加の動機を話してくれた桜井さん
(左)エコ×エネ・カフェ参加の動機を話してくれた大石さんと(右)桜井さん

エコ×エネ・カフェに4回も参加しているという、”こまちゃん”こと山中聡一郎さんは「”ドクター”(今回のゲスト髙倉弘二さんの愛称)の話はエコ×エネ体験ツアーで聞いたことがありますが、今回はいつもと違って『世界のエネルギー事情』がテーマということで、どんな話が聞けるのか楽しみにしています」という期待と共に、現在自分自身が取り組んでいる活動について、こんな話を聞かせてくれました。

今回のカフェへの期待を話す山中さん
今回のカフェへの期待を話す
山中さん
「ボーイスカウトに所属していて2006年からネパールでゴミ拾いや水質調査の活動を行っています。ネパールに行くと、モノは少ないけれど人びとは楽しそうに生活をしているという印象を受けます。けれども最近は経済発展にともない車の量が増えたことが原因で排気ガスによる大気汚染が悪化していて、首都カトマンズの中心部ではマスクがないと喉を痛めてしまうほどの深刻な問題となっています。ネパールは水力発電に頼っているので電力の供給が不安定で、乾期になると頻繁に停電になり、半日以上電気がつかない日が毎日続くようなこともありますのでエコロジーとエネルギーの関係を考えることはとても重要な課題だと思っています。」

ゲストの髙倉さんはエコ×エネ体験ツアーのスタッフでもあり、ツアー参加者の間では「ドクター」の愛称で親しまれています。ツアーでは「発電のしくみ」を教える先生として知られていますが、実は複数のテレビ番組でも紹介されている、生ゴミコンポストの権威である髙倉さん。その開発した生ごみコンポストは「髙倉メソッド」とも呼ばれ、世界から注目を集めているそうです。今回の対話からは、一体どんな発見があるのでしょうか。いよいよ第5回目のエコ×エネ・カフェのスタートです。

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