第1回 「エネルギー環境教育に取り組んで見えてきたこと」川嶋 直 氏

取材日：2009年10月21日

10月21日（火）の夕暮れ時。銀座のとあるカフェに続々と人が集まってきました。
やってきたのは仕事帰りのスーツ姿の社会人や学生たち。受付で「ニックネームなど、呼ばれたい名前を書いてください」と言われて名札を受け取り、セルフサービスのドリンクを手にしてテーブルに着席すると、そこにはお菓子の他に模造紙やペンが沢山用意されていました。さて、これから一体何が始まるのでしょうか……。

会場のカフェ

続々と会場に集まってくる
参加者たち

テーブルの上にはペンや模造紙が

この日開催されたのは、J-POWERのが主催する「エコ×エネ・カフェ」というイベント。「エコ（自然）環境」も「エネ（エネルギー）」も、私たちの豊かな生活を考えるうえでとても大切なテーマです。けれども、そういったことについて普段、真剣に話し合う機会はあまりありません。ましてや世代の違う人たちとの間ではなおさらのこと。そこで、この「エコ×エネ・カフェ」では、社会人や学生など異なる背景を持つ多様な参加者が、お茶を飲み、リラックスした雰囲気の中でエコとエネについて気軽にかつ、真面目に対話することを通じて学び合うことを目的に、開催されることになりました。
テーマは「エコとエネのバランスある社会をめざして」。毎回、ゲストの方をお招きして、その方によって投げかけられる問いをもとに話し合っていきます。

「普段は何をされていらっしゃるのですか？」テーブルにつき、お互いについて質問しあう参加者たち

「大学では環境のサークルに所属しています」「僕が学生の時代には環境サークルはなかったよ」

カフェならではのリラックスした雰囲気が、自然と会話を促します