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車載蓄電池を活用した新しいHEMSを開発!

  • 2017年2月26日
  • エネクトニュース
統計データから予測、電気代の大幅な削減が可能
科学技術振興機構(JST)は2月24日、名古屋大学の研究チームが車載蓄電池を活用した家庭用エネルギー管理システム(以下「HEMS」)の開発に成功したと発表した。この研究は戦略的創造研究推進事業の1つとして、株式会社デンソーと共同で行われた。

家庭用太陽光発電システムでは定置型蓄電池による発電量の最適化が進められてきたが、電動車両の車載蓄電池から得られる電力を家庭で活用するV2Hの技術にもこれまで高い関心が寄せられてきた。

今回の研究では車の使用データに基づいて24時間先までの使用パターンを予想する手法を加え、車載蓄電池からの充放電におけるロスを削減した。検証実験では家庭の電気料金を10%~40%程度削減できる可能性が示された。

HEMSと電気自動車のさらなる普及に期待
この新しいHEMSでは家庭内での発電と電力消費の予測も考慮されていて、車載蓄電池も含めて家庭における太陽光発電システムの電力制御がリアルタイムで可能になる。

車載蓄電池を効果的に活用できるシステムの実現は、HEMSと電動車両の付加価値を高めることで、それらの普及促進に大きく貢献することが期待されている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

科学技術振興機構 リリース
https://www.jst.go.jp/pr/info/info1244/index.html

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