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焼き物の町・瀬戸のカフェ「Little Flower Coffee」/バームクーヘンと珈琲の香りに誘われて

  • 2022年9月14日
  • ことりっぷ


愛知県瀬戸市は、瀬戸物(せともの)で知られる陶器の街。あちこちに窯元や陶器店が点在する町です。そんな町に残る商店街の一角に、こだわりのコーヒーやスイーツを生み出すラボラトリーのようなカフェがオープンしました。スペシャルティコーヒーと伝統の製法を受け継いだバームクーヘン。おいしいものを通して地域や人とつながりたい、そんな思いに溢れるお店です。
今回ご紹介するお店「Little Flower Coffee」があるのは名鉄瀬戸線「尾張瀬戸駅」から徒歩5分ほどの場所。昔ながらのアーケードにお店が並ぶ「せと銀座通り商店街」の一角にオープンしたお店です。100年以上の歴史がある商店街にあったカメラ店を改装した店内には最新式の焙煎機やバームクーヘン専用のオーブンなどこだわりの機械がずらり。コーヒーショップ、カフェ、パティスリーとさまざまな顔を持つ場所となっています。
店内のパティスリーコーナーには、バームクーヘン専用のオーブンがあり、お店で生地から作り焼き上げるバームクーヘンを楽しむこともできます。
老舗洋菓子店から受け継いだレシピを元に作り上げたバームクーヘンは、ドイツ・リューベック社のマジパンローマッセを配合するなど、本格的な味わい。発酵バターやラム酒で風味豊かに仕上げていて、焼いてから生地を落ち着かせるため一晩おいてからカットして販売しています。
さらにこのバームクーヘンで作るラスクもあり、軽い食感が楽しい一品。ハーブとチーズの塩気をアクセントにしたバームクーヘンラスクはサラダに添えて、ランチ代わりにもなるプレートに。バームクーヘンの新しい楽しみ方も提案しています。
バリスタとしての経験を元に、スペシャルティコーヒーを厳選し、焙煎も自ら手掛ける本田さん。単一の豆だけで産地や農園の個性を楽しむのがスペシャルティコーヒーの魅力ですが、もっと気軽に楽しんもらいたいと、バランスのよさを追求した5つのブレンドを提案しています。
スペシャルティーコーヒーは浅煎りにすることが多く、酸味が強いコーヒーというイメージがあるかもしれませんが、ブレンドによりバランスのよい深みのある味わいを生みだすことができる、という本田さん。コーヒーに詳しくない人でも、気分や好みで直感的に選べるようにしています。
コーヒーカップは地元・瀬戸の作家さんのもので、瀬戸の伝統的な模様をモチーフにしたアートな一品。ポップな色合いと柄が、本田さんたちのコーヒーを彩ります。たくさんの人に愛される味に、お店になれば…そんな思いが込められた「Little Flower Coffee」のコーヒーとバームクーヘン。ぜひ瀬戸の街歩きのお供に、楽しんでみてくださいね。

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