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「花のある暮らし」で日常に潤いを~あじさいのすてきな飾り方~

  • 2022年6月20日
  • ことりっぷ


部屋に花があるだけで、なにげない風景が一気に華やぎます。おうち時間を少しでも心地よく過ごせるよう、季節を感じるお花とすてきな飾り方をご紹介。今回、主役となる花は雨がよく似合うあじさい。ドライフラワーの作り方からセンス感じる飾り方まで、いろんなあじさいの楽しみ方を清澄白河「バタフライデコ」の店主・YOCOさんにお尋ねしました。
「雨がよく似合うあじさい。庭に植えている家庭も多く、今の時期は色とりどりのあじさいが目を楽しませてくれます。もともと、日本原産の植物ですが、ヨーロッパをはじめ海外で品種改良され、日本に里帰り。ボリュームもひと回り以上大きく、シックな茶色や洗練されたグリーンといったモダンな印象を与えるあじさいなど、今では1000以上の品種が揃うとも言われています」。
「ボリュームが魅力のあじさい。自宅で飾る際にお花合わせに迷うのであれば、単品で飾るのもおすすめです。あじさいの色味を合わせて複数個の花瓶を並べるのもアートのようですてき。
蒸し暑い時期ですので、花瓶はガラスなどクリアなもので涼やかさを演出。下の写真のように同じクリアな花瓶でも、あじさいの色味とリンクしたり、小ぶりのものを立体的に活けると存在感がよりアップします」。
「花瓶の水をカラ―ウォーター(装飾用色水)に代えて色のリンクやコントラストを楽しむのもすてきです。色水の濃度を変えたり、混ぜて中間色を作ったり、いろいろ遊んでみてください。
あじさいは、水を好む植物ですので水はたっぷりと。葉っぱをできるだけ取り除いて活けるとより長持ちします。」
「この時期、花守り用のあじさいをお求めに来る方も多くいらっしゃいます。願い事を書いた薄紙であじさいを包み、ひもで結んで玄関や軒下などに飾るのだそう。諸説あるようですが、地植えのあじさいを切り取って吊るす方が効果があるという言い伝えも。家族の健康や幸運&金運アップなど思い思いの願いを込めて吊るしましょう。
ドライフラワーとして楽しみたいという方は、夏過ぎから出てくる秋あじさいがおすすめです。水分量がすくないため、乾燥が進みやすく、きれいな仕上がりに。できるだけ風通しのいい場所に吊るすことを心がけてくださいね。」
「今の時期は、鉢植えが種類豊富に揃います。価格も比較的手に入りやすいので、気に入ったものをおうちの庭でぜひ育ててみてください。ブリキや木箱などに入れると、グッとおしゃれに。複数個ただ並べるだけでも、存在感を放ちます」。
「茎の切り口はなるべく水を吸い上げる断面が大きくなるように斜めにカット。茎の中にあるワタは給水を妨げるため、花切ばさみの先やカッターで取り除きましょう。どうしても元気がないという時は、桶に水をいっぱいにはり、花ごと水の中に入れると復活します」。
清澄白河駅の出口からすぐ、『バタフライデコ』はナチュラルからモードなアレンジまで様々な要望に応えてくれるお花屋さん。オーナーのYOCOさんは大好きなパリの花屋での修業を経て、独立。店内は大ぶりな枝モノ、生命力あふれるネイティブフラワーから野花まで、シックで落ち着いた色の花やグリーンで埋め尽くされ、パリの花屋に迷い込んだよう。男性がオーダーしやすいキュートすぎないテイストや、絶妙なニュアンスカラーで束ねる大人っぽい雰囲気も得意。

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