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まるで理科の実験室みたいなドリンクスタンド! 清澄白河の「理科室蒸留所」へ

  • 2022年6月24日
  • ことりっぷ


カフェが集まる清澄白河でひときわ個性を放つ「理科室蒸留所」は、理化学研究用ガラスの卸問屋が営むドリンクスタンドです。「理化学+インテリア」を融合させたおしゃれな実験道具のショップ「リカシツ」の姉妹店として2018年にオープンしました。理化学製品の職人が作った装置でゆっくりと抽出した水出しコーヒーや店内で蒸留したオリジナルドリンクなど、このお店ならではの味わいを求めて出かけてみました。
清澄白河駅から徒歩5分、静かな住宅街を抜けると見えてくるのがドリンクスタンド「理科室蒸留所」。こちらは理化学ガラスの老舗卸問屋「関谷理化」が営むお店です。
“もっと理化学ガラス製品の魅力を広く発信したい”という思いから、理化学ガラスに実際に触れてもらえる場所として2015年に立ち上げた、おしゃれな実験道具の専門店「リカシツ」の姉妹店としてその斜め向かいにオープンしました。
店内には理化学ガラス製の製品がずらり。「リカシツ」の一部商品をはじめ、蒸留・アロマ関連商品のリカボトルや保存瓶などガラス容器などが並んでおり、キッチンツールやインテリアとして、暮らしになじむ新しい形を提案しています。
店内のインテリアにもさりげなく理化学ガラスが使用されています。三角フラスコが照明にアレンジされていたりと、とってもすてきです。
店内では常時3~5種類のドリンクを販売しています。カウンターの奥で存在感を放っているのが実験器具のようなこちらの装置。こちらは水出しコーヒーを抽出するために作られた装置で、理化学ガラス作りの職人にオーダーして作ってもらったそうです。最上部のフラスコから1秒に1滴、水が落ちる仕組みになっており、ゆっくり時間をかけてコーヒーを抽出します。
時間をかけて抽出されたのがこちらの「伝統的な水出し珈琲ブラック」。ゆっくりと抽出されているからか、苦味や雑味の少ないすっきりとまろやかな飲み口。ダークチョコレートのようなコクと深みも感じられます。豆は地元の焙煎所のものを使用。コーヒー本来の味を楽しんでもらえるようにと砂糖・ミルクなしのブラックで提供しています。
こちらは水出しのアールグレイティー。店内でろ過した水に茶葉を漬け込みじっくり水出しして作っています。茶葉を漬け込んで抽出することで美しく透明感のある仕上がりになるそうです。茶葉は地元の紅茶専門店のものを使用。華やかな香りとすっきりとした後味が特徴です。
こちらはショウガを蒸留した蒸留水をソーダで割ったジンジャーソーダ。生姜は高知県四万十町の無農薬のものを使用しています。見た目は透明ですが、ひと口飲むとしっかりとショウガの香りが感じられる不思議なドリンク。鼻に抜ける爽やかなショウガの香りとソーダのしゅわしゅわが爽快なドリンクです。
こちらはジンジャーマサラ珈琲。水出しコーヒーと独自に調合した複数のスパイスを店内で煮出し、牛乳で割ったドリンクです。複数のスパイスを使って作るマサラの香りが刺激的ですが、牛乳で割ることで飲みやすい一杯に仕上がっています。
店内では「気軽に蒸留に触れてほしい」と、独自に開発された家庭用蒸留器「リカロマ」も販売しています。「リカロマ」とは野菜やハーブなどを手軽に蒸留してアロマウォーター(芳香蒸留水)を作ることができる器具。最近ではアロマウォーターを化粧水代わりにしたり、寝癖直しに使ったりする人もいるそうです。また拭き掃除際に水に混ぜて使うと、お部屋がほんのりといい香りになるのでそういった使い方もおすすめです。
ハーブを手に入れるのが難しいという人のために、オリジナルハーブも販売しています。ドクダミ、月桃、オオバクロモジ、朴葉などおすすめのハーブをラインナップしているので、こちらも合わせてチェックしてみてくださいね。
ユニークなドリンクの数々が味わえる「理科室蒸留所」。清澄白河散策の際はぜひのぞいてみてくださいね。

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