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【笠間焼編⑥】キラリと光る若手作家の作品に会える。「LE MIDI」でうつわ探しとカフェタイム

  • 2022年3月31日
  • ことりっぷ


毎年GWに、茨城県下最大の陶器イベント「笠間の陶炎祭(ひまつり)」が開催される笠間。イベントと合わせてぜひお出かけしたいお店が笠間稲荷神社の門前通りにあります。それが、アートとクラフトのまち・笠間を象徴するような雑貨店&カフェ「LE MIDI」。店内には、笠間を中心とした20〜30人の作家さんの多彩なうつわが並ぶほか、ハンドメイドのアクセサリーなども豊富にそろいます。併設のカフェでひと息つきながら、個性豊かなうつわ探しの旅を楽しみませんか?
笠間のにぎわいの中心・笠間稲荷神社の門前通りにたたずむ「LE MIDI」。昔ながらの商店が並ぶなか、近年増えてきたおしゃれなショップやカフェの先駆け的な存在として約15年前にオープンしました。ブルーに塗られた木製のドアを開けると、広々とした店内には笠間焼を中心としたうつわがズラリ。作家さんごとに美しくディスプレイされており、店内を回遊しながらさまざまな作品に触れられるようになっています。
「自由で縛りがないのが笠間焼の魅力です」と話してくれたのは、代表を務める圷(あくつ)一彦さん。その言葉の通り、店内には土の温かみを感じさせながら、どこか現代的で遊び心あふれる作品が多く並びます。
「頑張っているフレッシュな作家さんを応援したい」という圷さんの思いから、すでに人気のある作家さんだけでなく若手作家さんの作品と多く出会うことができるのも魅力。月に1、2度の頻度で個展や企画展も開催され、訪れる度に新しい発見があります。
ミルクのようになめらかな白磁のシリーズを展開しているのは、茨城県結城市で作陶する陶磁器作家・砂山ちひろさん。指で押さえたようなくぼみのある一輪挿しや、不思議な生き物が大きく口を開けているように見える貯金箱など、独特の世界観で見る人を魅了します。
上品でシンプルなフォルムはすっと手になじみ、手のひらの上で転がしたくなる可愛らしさ。ケーキをかたどった陶器の小物入れも人気です。ひとつひとつ異なるデコレーションは、手作りならではのもの。記念日のギフトにしても喜ばれそうです。
茨城県水戸市で活動する佐川義乱(ぎらん)さんのうつわは、イギリス伝統のスリップウェアと呼ばれる技法を使って描かれたもの。地層を思わせるアースカラーの色合いが絶妙で、ひとつあるだけでテーブルの主役になってくれます。
和食はもちろん、シフォンやスコーンなどの洋菓子をのせても似合いそう。どんな料理と合わせようか考えるのも楽しく、色違いや形違いでそろえたくなります。
店内には、うつわだけでなくハンドメイドのアクセサリーや日本製にこだわった衣料品、生活雑貨なども販売されています。特に、アクセサリーは種類も豊富で作家さんの個性を感じるものばかり。お気に入りのピアスやブローチを見つけたら、それを置くための小皿を探してみるのもおすすめです。
店内をぐるりと見た後は、奥のカフェスペースでひと休み。ハワイの農園から取り寄せているという有機栽培のコーヒー豆を使った、コナ100%コーヒーを味わえます。マロンクリームがたっぷりのったマロンラテは、栗の名産地・笠間ならではのメニュー。笠間焼のうつわで提供してもらえます。ドリンクだけでなく、ハワイアンパンケーキやソフトクリームなどのスイーツメニューも豊富にそろいます(現在、カフェはテイクアウトのみの営業。再開時期はHPを要確認)
近隣の笠間芸術の森公園では、4月29日〜5月5日に陶器イベント「笠間の陶炎祭」を開催。イベントにあわせて、ぜひお出かけしてみませんか?

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