全国各地のおいしい・かわいいおやつを紹介する「毎日おやつ」。おうちでのスイーツ時間が楽しくなるとっておきの甘味から、旅のおみやげにもぴったりなご当地の恵みを使った逸品まで、新しい発見にきっと出会えるはずです。今回は奈良県の「柿こーり」をご紹介します。
ドライフルーツとしてそのまま食べることの多い干し柿ですが、今回ご紹介する「柿こーり」は、干し柿を取り入れたひんやりスイーツ。
冷凍庫から出して少し時間をおいて、半解凍でいただきます。表面の葛餅が透明になってきたら食べごろ。しゃりっと食感の葛餅は、口に入れるとプルプルした食感で喉をすべり落ち、中に入っている大ぶりの干し柿のナチュラルな甘さは噛むほどに広がります。暑い季節はもちろん、こっくりした柿の甘みは寒い季節のデザートにもぴったり。
「柿をステキな果物に」というコンセプトのもと、奈良を中心に直営店を展開する「柿の専門 いしい」。見栄えが悪いというだけで規格外にされてしまう地元産の柿を活かそうと、約65年前から柿を使った商品づくりを始めました。今ではお菓子や漬物など約60種もの柿の加工品を手掛けています。
「柿こーり」は、吉野の特産品を合わせたいという思いから開発。寒天をベースに葛を加えることでやや固めの食感を引き出し喉ごしをよくしているそう。柿のおいしさを引き出すプロならではのひんやりスイーツは、季節を問わずに食べたい新感覚のお菓子です。
