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緑のなかでコーヒーとチョコレートのマリアージュを。大阪・天王寺の「ヤードコーヒー&クラフトチョコレート」

  • 2021年8月9日
  • ことりっぷ


JR・大阪メトロ天王寺駅の駅前に、約3万5000㎡もの広さを誇る天王寺公園があります。公園内には動物園や美術館、芝生広場のほか、数々の飲食店や雑貨店が集まる複合施設「てんしば」があり、丸1日楽しく過ごせるスポットです。そんな「てんしば」の北の端にあるのが「ヤードコーヒー&クラフトチョコレート」。自家焙煎のコーヒーと手づくりチョコレートを組み合わせた、新しいスタイルのカフェです。
天王寺公園の北のはずれ、茶臼山エリアと名付けられた場所にある「ヤードコーヒー&クラフトチョコレート」。天王寺駅前にある「てんしば」のエントランスエリアから谷町筋を北上し、堀越神社を通り過ぎると左手に店の看板が見えてきます。緑が多く、比較的静かなのでゆっくり落ち着いて過ごしたいときにぴったりのロケーションです。
「本質的なフレーバー・テイスト・余韻を届ける」をコンセプトに、シングルオリジンのスペシャルティコーヒー、産地別カカオの特徴を活かしたクラフトチョコレート、素材を重視したできたてスイーツの3つに軸を置いたカフェです。
店主はチョコレートで有名な大阪・上本町の人気パティスリー「なかたに亭」の創業者を父に持ち、自身はバリスタとして腕を磨いてきた中谷さん。
「コーヒーとチョコレートは、生産国から消費国へ届く流通経路やフレーバー、テイスト、余韻の広がり方が似ています」と言い、共通点が多いコーヒーとチョコレート、その両方を自分がおいしいと思う形で届けたいと、同店を立ち上げたそうです。
グレートーンで統一された店内は、天井が高く窓からは自然光がたっぷり降り注ぐため開放的な雰囲気。店の中央に大きなテーブルがあり、窓際にはカウンターとテーブルが並びます。席と席の間にも余裕があり、落ち着いて過ごせそう。
まずは入口正面にあるカウンターでオーダーしてから、好きな席を選んでくださいね。
チョコレートはカカオ豆を低温で焙煎してから外皮とカカオニブに選別。カカオニブとオーガニックシュガーを合わせて、なめらかなくちどけのタブレット状のチョコレートに仕上げています。
タブレット状のクラフトチョコレートは常時6種ほどあり、イートインでいただけるミニチョコレートはそのうちの4種(各170円~)。カカオの産地や興味あるフレーバーで選ぶのもいいですが、まず試してほしいのは味わいが異なるミニチョコレート2種をセットにした食べ比べセットです。
ミニチョコレートの食べ比べセットは常時2種類。セット内容は都度変わりますが、カカオの産地が異なる2種の食べ比べだったり、産地は同じだけど風味が違うものをセットにしたり、誰もが味の違いを感じ取れるような組み合わせにしているそう。
さらに、それぞれの食べ比べセットに相性がいいコーヒーを提案。コーヒーも産地別の豆の特徴が際立つようブレンドはせず単一品種のものです。豆本来の特徴やフルーティーさが伝わるよう、焙煎が浅煎り~中煎りなのも特徴です。
手づくりチョコレートはケーキにも使われています。定番人気の「クレームオショコラ」は、トロピカルな酸味があるベトナムのカカオを使用したスイーツ。低温で湯煎することで、風味が豊かでクリーミーな舌触りに。甘さは控えめ、はじけるような複雑な後味があります。
「チョコレート・ムラング」は、ベトナム産チョコレートのクリームとカカオニブ入りのメレンゲ菓子で構成したスイーツ。カカオニブの糖衣がけ、コスタリカ産のチョコレートソースをトッピングし、チョコレートを多角的に味わえます。
自家製スイーツのなかには、旬のフルーツを使った季節替わりの限定品も。できるだけ生産者の顔が見える、安心できるフルーツを仕入れ、パティシエが季節ごとに新作を考案しています。
チョコレートやコーヒーはパッケージがおしゃれでお土産としても最適。仕入れ状況により商品のラインナップは変わるので、そのときの出合いを楽しんで。焼き菓子もありますよ。
緑いっぱいの公園のなかにあり、そばには大坂冬の陣&夏の陣の舞台になった茶臼山が。お隣には一生に一度の願いを聞いてくれる神様がいると言われる堀越神社、徒歩圏内には聖徳太子が建立した日本仏法最初の官寺・四天王寺もあります。大阪の歴史探訪の合間に、大阪生まれのコーヒー&チョコレートを味わってくださいね。

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